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【三井住友カード】年間利用額がカードランクの選定に重要!おすすめのカードとお得な活用方法を解説!

三井住友カード

三井住友カードは提携カードを合わせて300以上のクレジットカードを発行しています。

その中でも、カード年間利用額に応じてVポイントが付与される継続特典を持つカードは、多数のユーザーにとって使用価値があるものです。

また、クレカ積立利用時のポイント還元率の条件に、カード年間利用額が新しく追加されたことで、より利用額の重要度が増してきています。

効率的に三井住友カードを使用するには、『カードランクの選定』『利用方法』が重要です。

本記事では、

  • 三井住友カードの基本性能(NL)
  • 年間利用額に応じたおすすめのカードランク
  • 効率的なカード利用方法

これらについて解説していきます。

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三井住友カード(NL)の基本性能

ここでは、最も使用ユーザーが多いとされる三井住友カード(NL)の基本性能について解説します。

種類ノーマル
ゴールド
プラチナ
プリファード
年会費無料5,500円
条件付無料
33,000円
ブランドVisa / MastercardVisa
付与
ポイント
Vポイント
ポイント
還元率
0.5%0.5〜1.5%1.0〜2.0%
カード年間
利用特典

上限100万円

上限400万円
クレカ積立
還元率
0.5%
※0~0.5%
1.0%
※0~1.0%
5.0%
※1.0~3.0%
※2024年11月買付分から、カード年間利用額により変動

年会費

ノーマルは無料、ゴールドは5,500円必要になりますが、年間100万円以上の利用で翌年以降無料にすることができます。

プラチナプリファードは33,000円となっています。

発行可能ブランド

ノーマルとゴールドはVisaMastercardを選択することができます。

プラチナプリファードはVisaのみとなっています。

Mastercardの方が様々なプリペイドカードへのチャージに対応していることが多いため、Visaよりも活用機会は多いです。

代表的なものとしては、JAL PayWAONとなります。

JAL Payに関しては、こちらで詳しく解説しています。

ポイント還元率

三井住友カード利用時に付与されるポイントは基本的にはVポイントです。

通常の還元率はノーマルとゴールドで0.5%、プラチナプリファードで1.0%になります。

ゴールドとプラチナプリファードには、『カード年間利用額に応じてポイントが付与される継続特典が付いています。

これにより、実質還元率(総利用額に対するポイント付与率)はどちらも+1.0%することになり、ゴールドの還元率は最大1.5%プラチナプリファードの還元率は最大2.0になります。

さらに、リボ払いの利用特典である『リボ手数料発生月の請求額に対してポイント還元率+0.5%』を活用することで、さらに実質還元率を+0.5%にすることができましたが、残念ながら2024年6月で終了しています。

マイ・ペイすリボのポイント特典リニューアル公式サイト

2024年6月1日から、対象のスタンダードカードはポイント還元率+0.5%の特典が終了し、以下2つのコースから選択する形になります。

Aコース:対象店舗利用時のポイント還元率+2.0%
Bコース:毎月タダチャン!

ただし、2024年6月1日〜6月30日までにお手続きをされた方は、対象のスタンダードカードでもポイント還元率+0.5%の特典を継続して利用することが可能です。

新しく、2つの特典から1つを選択できる選べる特典に変更されました。

リボ特典に関しては、こちらで解説しています。

一方で、ポイント還元対象外の利用先も存在するので、利用の際には注意してください。※公式サイト

ポイント還元対象外となる利用先
  • カード年会費
  • キャッシングリボ
  • 海外キャッシュサービス
  • リボ払い・分割払い手数料
  • マイレージ移行手数料
  • 電子マネーへのチャージ
    Edy / WAON / nanaco
  • 交通系ICへのチャージ
    Suica / PASMO / ICOCA/ PiTaPa
  • ANA Payへのチャージ
  • 三井住友カード発行プリペイドカードへのチャージ
  • 国民年金保険料

利用したい場合は、利用先との間に経由用のプリペイドカードを介することで還元されることは可能です。

詳細については、こちらで解説しています。

クレカ積立還元率

三井住友カードは、SBI証券においてクレジットカードで投資商品を購入するクレカ積立を利用することができます。

そして、クレカ積立で利用した金額に応じてポイントが付与されるため、預金から積み立てるよりもポイント付与分お得になります。※月間積立金額には上限あり

クレカ積立時のポイント還元率はカードランクよって変化します。

変更前:〜2024年10月買付分まで
カードポイント
還元率
必要な
年間利用額
プラチナ
プリファード
5.0%条件なし
通常プラチナ
2.0%
ゴールド
1.0%
ノーマル
0.5%

しかし、月間積立上限が 5万円 → 10万円に引き上げられたことで、2024年11月買付分からクレカ積立時のポイント還元率を決定する条件として『カード年間利用額』が新たに加わりました。

変更後:2024年11月買付分から〜
カードポイント
還元率
必要な
年間利用額
プラチナ
プリファード
3.0%500万円以上〜
2.0%300万円以上〜
1.0%
通常プラチナ
2.0%300万円以上〜
1.0%
ゴールド
1.0%100万円以上〜
0.7510万円以上〜
0%
ノーマル
0.5%10万円以上〜
0%
※公式サイト:つみたて投資 改定後のポイント付与率について

特に、プラチナプリファードは現状よりもかなり厳しい条件となりました。

詳細についてはこちらで解説をします。

カード年間利用特典のあるカード

三井住友カードのゴールドとプラチナプリファードのランクには、カード継続特典として『カード年間利用額に応じてポイントが付与』される特典が存在します。

特典の内容はゴールドとプラチナプリファードで異なります。

ランク年間利用額ポイント付与数実質還元率
ゴールド
100万円+10,000P最大1.5%
プラチナ
プリファード
100万円+10,000P最大2.0%
200万円+10,000P
300万円+10,000P
400万円+10,000P

ゴールドカード

ゴールドの年間利用特典は『100万円以上利用した時』に10,000Pが付与されます。※付与は集計期間終了後

100万円利用時には、通常のポイント還元率0.5%付与分の5,000P年間利用特典の10,000Pを合わせて15,000P付与されるため、実質還元率は1.5%になります。

要するに、『100万円利用した時 = ゴールドカードの最大還元率』になるため、効率的な使い方としては『カード年間利用は100万円ピッタリで止めること』になります。

プラチナプリファード

プラチナプリファードの年間利用特典は『100万円利用』に10,000Pが付与されます。※付与は集計期間終了後

付与上限としては40,000Pとなっており、400万円利用時までポイントが付与されます。

こちらも100万円、200万円、300万円、400万円利用時にポイント還元率が+1.0%されるため、通常還元率1.0%と合わせて実質2.0%になります。

ゴールドと同じく、効率的な使い方としては『カード年間利用は100万円単位ピッタリで止めること』になります。

プラチナプリファード利用時の注意点としては、この特典のポイント付与タイミングが『加入月の翌月末』であることです。※公式サイト

つまり、年会費発生より後に付与されるため、翌年の年会費を払わなければ、本年の特典を受け取ることができません。公式サイト

これは、継続特典と言われる理由でもあります。

カード利用額の集計対象外

また、カード年間利用額の集計対象にならない利用先が存在するので注意してください。※公式サイト

集計対象外となる利用先
  • カード年会費
  • クレカ積立利用分
  • キャッシングリボ
  • 海外キャッシュサービス
  • その他ローンの返済金
  • リボ払い・分割払い手数料
  • マイレージ移行手数料
  • 電子マネーへのチャージ
    Edy / WAON / nanaco / モバイルSuicaなど
  • 交通系ICへのチャージ
    Suica / PASMO / ICOCA/ PiTaPa
  • ANA Payへのチャージ
  • 三井住友カード発行プリペイドカードへのチャージ
  • スマートフォンアプリ「Vポイント」へのチャージ
  • 国民年金保険料
  • 提携会社からの収納事務を委託された一部の保険料

特にANA PayWAON交通系IC等への直接チャージは集計対象外&ポイント還元対象外となります。

NL以外でVポイント付与されるカード年間利用特典がある三井住友カードは以下になります。

カードランク年間利用額と
ポイント付与数
ゴールド(NL)
ゴールド100万円利用時
10,000P
Oliveゴールド
ビジネスオーナーズ
ゴールド
プラチナ
プリファード
プラチナ100万利用毎に
10,000P
※付与上限
40,000P
Oliveプラチナ
プリファード

NLのゴールド・プラチナプリファード以外にも、『Oliveフレキシブルペイゴールド・プラチナプリファード』『ビジネスオーナーズゴールド』は年間利用特典が存在します。

クレカ積立還元率の条件

三井住友カードは、クレカ積立利用時のポイント還元率の内容を2024年11月買付分から変更する旨の発表をしました。※公式サイト

変更時期2024年10月11日設定分〜
※11月1日買付分〜
変更内容・クレカ積立利用時のポイント還元率
・カード年間利用額が付与条件に追加
年間利用額
集計期間
カード入会月の翌月1日※1
〜12ヵ月後の末日まで
ポイント
付与日
カード積立月の翌々月10日※2
※1 カード入会初年度はカード加入日
※2 プラチナカードの年間利用特典分は集計期間終了月の翌月末

各カードランクにおいて、クレカ積立利用時のポイント還元率を決定する条件に『カード年間利用額』が新たに追加されました。

以下では、各カードランクの変更内容を解説していきます。

還元率最大3.0% プラチナプリファード

対象カード年会費
プラチナプリファード33,000円
Oliveフレキシブルペイ
プラチナプリファード
33,000円
変更前
還元率
変更後
還元率
変更後
必要年間利用額
5.0%3.0%500万円以上〜
2.0%300万円以上〜
1.0%
※公式サイト:つみたて投資 改定後のポイント付与率について

今回の変更で最もダメージが大きいカードが『プラチナプリファード』です。

ポイント特化型のプラチナカードとして、変更前のクレカ積立還元率は5.0%と他のカード会社を圧倒していましたが、月間積立上限10万円を機に改悪となりました。

とは言っても、変更後の最大還元率3.0%は他のクレジットカード会社よりも遥かに優れています。

しかし、問題となるのが、カード年間利用額の条件追加です。

通常還元率が1.0%、年間利用額が300万円以上で2.0%500万以上で3.0%になります。

おそらく、クレカ積立還元率5.0%を目的にカードを作成した方にとっては、かなり厳しい条件になっていると思われます。

年間500万円の利用が可能な方にとっては、依然としてお得なカードになります。

年会費を考慮したポイント還元率に関しては、こちらで解説をしています。

還元率最大2.0% 通常プラチナ

対象カード年会費
プラチナ55,000円
ビジネスプラチナカード
for Owners
55,000円
変更前
還元率
変更後
還元率
変更後
必要年間利用額
2.0%2.0%300万円以上〜
1.0%
※公式サイト:つみたて投資 改定後のポイント付与率について

通常のプラチナカードは最大還元率2.0%のままで変更はありませんが、年間利用額300万円以上が条件として追加されました。

通常還元率が1.0%、年間利用額が300万円以上で2.0%になります。

還元率最大1.0% ゴールド

対象カード年会費
ゴールド(NL)5,500円
※条件達成で無料
Oliveフレキシブルペイ
ゴールド
5,500円
※条件達成で無料
ビジネスオーナーズ
ゴールド
5,500円
※条件達成で無料
その他ゴールド11,000円〜
変更前
還元率
変更後
還元率
変更後
必要年間利用額
1.0%1.0%100万円以上〜
0.7510万円以上〜
0%〜10万円未満
※公式サイト:つみたて投資 改定後のポイント付与率について

ゴールドは最大還元率1.0%のままで変更はありませんが、ポイント付与の条件として年間利用額10万円 or 100万円以上が条件として追加されました。

年間100万円利用ユーザーにとっては特に問題なく、むしろ積立上限額10万円に対して1.0%還元されるので、他の証券会社よりも条件は良くなる結果となりました。

クレカ積立投資のみでカード利用していた方は、最低でも月10万円以上の利用が必要となります。

還元率最大0.5% ノーマル

対象カード年会費
ノーマル(NL)無料
Oliveフレキシブルペイ
ノーマル
ビジネスオーナーズ
ノーマル
その他
変更前
還元率
変更後
還元率
変更後
必要年間利用額
0.5%0.5%10万円以上〜
0%〜10万円未満
※公式サイト:つみたて投資 改定後のポイント付与率について

ノーマルは最大還元率0.5%のままで変更はありませんが、ポイント付与の条件として年間利用額10万円が条件として追加されました。

クレカ積立投資のみでカード利用していた方は、月10万円以上の利用が必要となります。

クレカ積立還元率 変更後の注意点

カードランクによって、クレカ積立還元率を決定するカード年間利用額の『集計対象期間』『ポイント付与のタイミング』が異なります。

集計期間に関してはゴールドランク、ポイント付与に関してはプラチナランクが特に分かりにくい仕様となっているので注意してください。

一部のゴールドカードユーザーは、2024年9月30日までに準備すべきことがありますので、ご注意ください。

カード年間利用条件の集計対象期間

プラチナ

カードプラチナ
プリファード
通常プラチナ
対象となる
集計期間
発行初年度
カード発行日〜12ヶ月後末日

2年目以降
カード発行日の翌月1日
〜11ヶ月後の末日
ポイント
付与日
通常分1.0%
カード積立月の翌々月10日


年間利用特典分1.0〜2.0%
カード加入月の翌月末

プラチナカードのクレカ積立還元率をカード年間利用額の集計対象期間は『カード年間利用特典』と同じ期間になります。※公式サイト

発行初年度は『カード発行日〜12ヶ月後末日』、2年目以降は『カード発行月翌月1日〜11ヶ月後の末日』です。※6月20日がカード発行日の場合、初年度は6/20〜翌年6/30まで、2年目以降は7/1〜翌年6/30まで

ポイント付与日に関しては、2パターン存在します。

通常還元率である1.0%分は、2024年11月買付分以降は『カード積立月の翌々月10日』に付与されます。

一方で、年間利用特典分の1.0〜2.0%は、『集計対象期間終了月の翌月末』にまとめて付与されます。

具体的には、プラチナプリファードの集計期間を「当年10月1日から翌年9月末」とした場合、その期間に500万円以上のカード利用をすれば、期間中のクレカ積立額 × 2.0%が翌年10月末に付与されます。

しかし、公式の注意点の中に「利用判定および特典付与時点でカードを退会、あるいは会員資格が停止された場合や、ほかのカードへお切替えされた場合はポイント付与対象となりません」と記述されています。

つまり、年間利用特典分のポイントが付与されるためには、翌年のカード年会費を支払わなければいけません。

入会キャンペーン等で初年度であれば年会費の元が取れますが、クレカ積立分の特典を受けたければ最低2年間の年会費を支払う必要が出てきます。

カード利用は初年度のみで考えている人は、年間利用特典分のクレカ積立は取り組まないようにしましょう。

ゴールド

カードゴールド
Oliveゴールド
対象となる
集計期間
2023/9/30以前の発行
①24年11月〜次のカード加入月の買付分
2023/10/1~2024/9/30
② ①以降の買付分
カード発行日〜11ヶ月後末日カード発行日〜12ヶ月後末日
2023/10/1以降の発行
カード発行月の1日
〜11ヶ月後末日
カード発行日の翌月1日
〜11ヶ月後末日
ポイント
付与日
カード積立月の翌々月10日
※1 公式サイト:

ゴールドカードに関しては、カード発行年月によってクレカ積立還元率を決定する集計対象期間が異なります。※公式サイト 一般ゴールド / Oliveゴールド

2023年10月1日以降に発行した方は、『カード年間利用特典』と同じ期間になり、初年度の集計期間のクレカ積立時のポイント還元率は1.0%で固定されます。

そして、翌年度集計期間のクレカ積立時のポイント還元率は、初年度の対象集計期間の年間利用額に応じて変化します。

一方で、2023年9月30日以前にカード発行した方は、クレカ積立還元率を決定する集計対象期間が異なってきます。

2024年11月買付分〜次のカード加入月の買付分までのクレカ積立還元率を決定する集計対象期間が『2023年10月1日~2024年9月30日』に固定されます。

特に、年間集計期間の終了日が9月末に近い「8月 or 9月」にカードを発行している方は注意が必要です。

カードゴールド
Oliveゴールド
発行月8月
年間利用額
集計対象期間
初年度
カード発行日
~翌年7/31
カード発行日
~翌年8/31
2年目以降
8/1~翌年7/319/1~翌年8/31
発行月9月
年間利用額
集計対象期間
初年度
カード発行日
~翌年8/31
カード発行日
~翌年9/30
2年目以降
9/1~翌年8/3110/1~翌年9/30
※1 公式サイト:

Oliveゴールドと、それ以外のゴールドカードで、発行月による集計期間が1ヶ月間異なります。

年間利用額の集計期間は、一般的なゴールドカードであれば、8月発行:8/1~翌年7/319月発行:9/1~翌年8/31です。※発行初年度はカード発行日から集計開始

Olibeゴールドであれば、7月発行:7/1~翌年7/318月発行:8/1~翌年8/31です。※発行初年度はカード発行日から集計開始

そのため、2023年〜24年の集計期間の中で、集計リセット直後の2023年9月30日までに多額のカード利用をしている方は、年間集計期間がリセットされてから2024年9月30日まで間に10万円 or 100万円以上のカード利用をする必要が出てきます。

クレカ積立時のポイント還元率1.0%を狙っている方は、ご自身のカード加入年月を確認して備えておきましょう。

ノーマル

カードノーマル
対象となる
集計期間
2023/9/30以前の発行
毎年10/1~翌年9/30
2023/10/1以降の発行
カード発行月翌月1日〜12ヶ月後末日
ポイント
付与日
カード積立月の翌々月10日

ノーマルカードも発行年月によって、クレカ積立還元率を決定する集計対象期間が異なります。※公式サイト

2023年10月以降にカード発行した方は、集計対象期間が『カード発行月翌月1日〜12ヵ月後末日』となり、初年度の集計期間のクレカ積立時のポイント還元率は0.5%で固定されます。※発行初年度はカード発行日から集計開始

一方で、2023年9月30日以前にカード発行した方は、集計対象期間が『10月1日〜9月30日』に固定されます。

そのため、2024年11月買付分からクレカ積立時のポイント還元率0.5%を適用させたい場合、2023年10月1日〜2024年9月30日まで10万円以上の利用が必要になります。

クレカ積立を検討している方は、ご自身のカード発行月と年間利用額をご確認した上で取り組むようにしましょう。

ポイント付与日

カードランクによるクレカ積立によるポイント付与日が以下になります。

カードポイント
還元率
ポイント
付与日
プラチナ
プリファード
通常分
1.0%
利用月の
翌々月10日
年間利用特典分
1.0〜2.0%
カード加入月の
翌月末
通常プラチナ
通常分
1.0%
利用月の
翌々月10日
年間利用特典分
1.0%
カード加入月の
翌月末
ゴールド
年間利用特典分
0.5〜1.0%
利用月の
翌々月10日
ノーマル
年間利用特典分
0.5%
利用月の
翌々月10日

プラチナカードの特典還元率分のみポイント付与日が異なりますので、プラチナカードユーザーは注意してください。

年間利用額とポイント還元率の関係

カードを利用すればするほど付与されるポイント数は増えていきますが、併せてカード利用によるお金の負担も増えていきます。

利用用途が明確に決まっていれば良いのですが、ポイントのために無駄遣いをしてしまっては本末転倒です。

また、人によっては年間100万円の利用をすることも難しい方もいるでしょう。

ここでは、トータルのポイント付与数ではなく、『カードの年間利用額に対してどれだけのポイントが付与されたか』を示す実質的なポイント還元率(=実質還元率)を用いて、効率的なカードの使い方を解説していきます。

対象のカードランクは上記で解説した、プラチナプリファード / ゴールド / ノーマルの3つを使用します。

付与ポイントには、通常還元ポイントクレカ積立分のポイント年間利用特典のポイントを対象とし、そこから必要コストであるカード年会費を引いていきます。

プラチナプリファードは、クレカ積立分のポイント還元率を含まなければ、年会費に負けて利用価値がほとんど無くなるため、今回はそれを含めた場合で比較を行います。

比較する際の前提条件を以下のようにします。

前提条件
  • 月間クレカ積立額は上限の10万円
  • クレカ積立額は通常利用額としてカウントしない
    ※売却によりキャッシュに戻すことが可能であるため
  • ゴールドは年会費無料時を使用
  • カード利用時は通常還元率のポイントが付与

今回の指標である実質的なポイント還元率は、以下で計算します。

実質還元率 = (通常還元P + 年間特典P + 10万円クレカ積立年間還元P – 年会費) ÷ カード年間利用額

例:ゴールドNL(通常還元率0.5%)を100万円利用した場合
 実質還元率 = (5,000P + 10,000P + 12,000P – 0円) ÷ 100万円
       = 27,000P ÷ 100万円
       = 2.7%

年間100万円以上は利用する方

ゴールド、プラチナプリファードの年間利用特典である『年間100万円以上を利用する場合』の実質的なポイント還元率は以下になります。

100万円を超えた利用をする場合、ノーマル、ゴールドカードは年間利用特典の恩恵がありません。

そのため、利用額に応じて実質還元率は通常還元率の0.5%に収束するように線形的に減少していきます。

一方で、プラチナプリファードは年間利用特典が400万円の利用分まで対象となるため、100万円利用する毎に実質還元率は増加します。※ただし、年会費分還元率は低下

そして、300万円利用時にはゴールドよりもプラチナプリファードの方が実質還元率が高くなります。

また、500万円以上の利用クレカ積立分のポイント還元率が3.0%になるため、500万円利用時が最大還元率1.86%となります。

計算式:実質還元率 = (50,000P + 40,000P + 36,000P – 33,000円) ÷ 500万円
       = 93,000P ÷ 500万円
       = 1.86%

つまり、100万円以上利用時に、3つのカードランクで比較する場合に最も効率的に使用できるカードは以下になります。

実質還元率が高いカード
※100万円以上利用時
  • 年間利用額300万円未満
     ➡︎ ゴールド
  • 年間利用額300万円以上
     ➡︎ プラチナプリファード

クレカ積立のポイント目的で利用

クレカ積立利用によるポイントをもらうためには、ノーマルカードは年間10万円ゴールドカードは年間10万円 or 100万円以上の利用が必要になります。

プラチナプリファードは年間利用額300万円未満の場合、クレカ積立分の還元率は1.0%となりますが、年会費負けするため、この目的による使用には適しません。

クレカ積立ポイントを目的とする場合、ノーマル、ゴールドともに年間10万円利用時が最も効率的に使用することができます。

実質還元率が高いカード
※クレカ積立ポイント目的の時
  • 年間利用額10万円
     ➡︎ ゴールド
    (ノーマル)

年間利用額に応じた最適解

結論としては、全クレジットカードの年間利用額によって最適解が異なってきます。

全カード年間利用額おすすめの使い方
年間10万円ゴールドカード
年間100〜300万円ゴールド+他社ゴールド
年間400〜500万円プラチナプリファード
年間500万円以上プラチナプリファード+他社ゴールド

三井住友カードをメイン利用せず、クレカ積立のポイント目的であれば、年間10万円の利用でゴールドカードが最も効率的に活用できます。

一方で、メイン利用目的で年間100〜300万円利用する場合は、『三井住友ゴールドで100万円利用+他会社のゴールドで100万円利用(還元率1.5%)』最も効率的に使用できるようになります。

他会社のクレジットカードには、同じ年間100万円利用特典があるエポスゴールドJQ CARDセゾンゴールドがおすすめです。※年間100万円利用時のポイント還元率最大1.5%

この3つを用いて、年間300万円利用した時の実質還元率は1.9%なので、プラチナプリファード利用時の1.7%よりも高くなります。※年間350万円利用時がプラチナP300万円利用時の実質還元率と同等

エポスゴールド、JQ CARDセゾンゴールドに関しては、こちらで詳しく解説しています。

メイン利用目的で年間400〜500万円であれば、プラチナプリファードが最も効率的です。

年間500万円以上の場合は、プラチナプリファード500万利用と上記の他社ゴールドカード100万円利用を組み合わせる方法が最も効率的です。

年間利用額に応じた全ポイント付与数(通常還元P + 年間特典P + 10万円クレカ積立年間還元P年会費は以下になります。

年間利用額使用カード全ポイント
付与数
実質還元率
10万円ノーマル6,5006.5%
ゴールド9,5009.5%
100万円ゴールド27,0002.7%
プラチナP-1,000-0.1%
200万円ゴールド32,0001.6%
プラチナP19,0000.95%
300万円プラチナP51,0001.7%
400万円プラチナP71,0001.775%
500万円プラチナP93,0001.86%

おすすめのカード利用方法

よりお得にクレジットカードを使うためには、実質還元率を上げることが重要です。

実質還元率を上げるためには、利用時のポイント or マイル or キャッシュ還元があるプリペイドカードやキャッシュレス決済を複数チャージ経由していくことになります。

数%程度還元率が増加するため、手間と感じない人にとってはおすすめです。

現在の主流の経由先として、ANAマイルが0.5%還元されるANA Payがありますが、三井住友カードからの直接チャージ利用がポイント還元&利用集計の対象外となります。

そのため、別のカードでチャージ経由する必要があるのですが、カードブランドによって対応方法が異なります。

現状はMastercardブランドが最も使いやすくなっているため、ゴールドカードであれば、Mastercardブランドでの発行をおすすめします。

Mastercardブランドの場合

Mastercardであれば、利用時にJALマイル0.5%還元されるJAL Payへのチャージが最もおすすめです。

JAL Payは還元率を+0.5%にするだけでなく、ANA PayやWAONへのチャージが可能であるため、高還元率の決済ルートに組み込むことができます。

さらに、JAL Payは1日のチャージ上限が最大100万円までであるため、カード利用実績稼ぎには大変優秀な利用先です。

最大4.0%の決済ルートにもJAL Payを活用しています。

その他には、au PAYへのチャージにも活用することができます。

決済ルートに関しては、こちらで詳しく解説しています。

Visaブランドの場合

VisaはJAL Payへのチャージができないため、ANA Payへのチャージには別のカードを使用する必要があります。

使用可能なカードとしては、バンドルカード リアル+がありますが、4月24日PM以降にANA Payへのチャージができなくなります。

現状としては、他に経由できるカードは存在しません。

実質還元率を上げるための特殊なカードとして、IDAREがあります。

IDAREは利用時の通常還元率はありませんが、平均残高金額+チャージ額に応じて年率2%還元(最大1,667円/月)の残高ボーナスがもらえるカードです。

残高ボーナスをもらうためには、『平均残高を増やすためのチャージ』『ボーナスをもらうための毎月チャージ』が必要であるため、ここで三井住友カードを活用します。

平均残高分のチャージとしては、100万円まで利用可能です。

平均残高の0.167%を月間付与上限として、チャージした額の20%がボーナスとして還元されます。

付与上限最大のボーナスをもらうためには、平均残高100万円で毎月8,335円のチャージが必要であるため、年間10万円の利用実績を稼ぐことができます。

ただし、これはIDAREへの利用がポイント還元&利用集計の対象であることが前提となります。

現状は対象ですが、今後対象外になる可能性はあるので、最新の情報はチェックするようにしましょう。

IDAREに関しては、こちらで詳しく解説しています。

お得なカードの作り方

三井住友カードが主催する期間限定キャンペーンの活用かポイントサイト経由でのカード発行、もしくはその両方を活用していきます。

新規入会キャンペーン

終了日未定で、タッチ決済を3回以上利用することでVポイントが最大7,000P付与される新規入会キャンペーンが実施されています。※公式サイト:NL / Olive

なお、2024年6月30日までに発行したカードは、各ランクでさらに+2,000PのVポイントが付与されます。※公式サイト:NL / Olive

カード申込期間2024/7/1〜
タッチ決済
利用対象期間
カード発行月の1ヶ月後末まで
付与条件Apple Pay or Google Payの
タッチ決済を3回以上利用
付与時期カード利用月の翌月末

カードランクによって、付与されるVポイント数は異なります。

カードランク付与Vポイント
プラチナ7,000P
ゴールド
NL / Olive
5,000P
ノーマル
NL / Olive
3,000P

こちらのキャンペーンに関しては、過去に指定の三井住友カードを発行していないことが対象条件となります。

注意点として、利用条件となるタッチ決済は、Apple Pay or Google Payを利用したVisa or Mastercardタッチ決済が対象です。※Google PayはVisaタッチ決済のみ対応

リアルカードのタッチ決済やiD決済は利用対象外なので注意してください。

ゴールド・プラチナ限定 新規入会キャンペーン

2024年7月1日〜9月1日の間、ゴールド / プラチナカード限定で5,000Pがもらえる新規入会キャンペーンが実施されています。※公式サイト:NL / Olive

カード申込期間2024/7/1〜9/1
利用対象期間カード発行月の1ヶ月後末まで
付与条件期間中に5万円以上のカード利用
付与時期カード発行月の2ヶ月後末

こちらの条件は、期間中に5万円以上利用するだけなので、タッチ決済利用よりも手間はかかりません。

さらに、対象となる利用方法も多くなっています。

対象の利用方法
  • VポイントPayアプリへのチャージ
  • かぞくのおさいふへのチャージ
  • その他各種チャージ
  • Apple Pay・ Google Payの利用分
  • iDの利用分
  • ETCの利用分
  • 家族カードでの利用分

上記のタッチ決済利用新規入会キャンペーンと併用が可能であるため、ゴールドは10,000Pプラチナは12,000P獲得することができます。

ただし、こちらも過去に指定の三井住友カードを発行していないことが対象条件となります。

年会費初年度無料キャンペーン

初年度のみ年会費が無料になるキャンペーンが期間限定で開催されることがあります。

こちらの活用と、初年度で年間100万円以上利用することで、年会費を払う必要が無くなります。

過去に実施されたキャンペーンは新年〜年度末辺りでの開催が多い印象です。

ゴールド(NL)に関しては、2024年も開催されなかったため、今後開催される可能性はかなり低いかと思います。

ビジネスオーナーズゴールドに関しては、2024年3月31日まで実施されていました。

また、Oliveゴールド、プラチナもリリース当初は実施されていました。

今後も行われる可能性は十分にあるかと思います。

初年度無料キャンペーン 過去実績
  • ゴールド(NL)
     ➡︎ 2021/12/22〜2022/4/30
  • ビジネスオーナーズゴールド
     ➡︎ 2023/12/1〜2024/3/31
  • Oliveゴールド
     ➡︎ リリース開始〜2024/3/31まで

ポイントサイトの利用

ゴールドカード

2023年の状況をベースとした、各カードの案件額の狙い目は以下のようになります。

カード案件額
① 狙い目
② 最高額
おすすめ
ポイントサイト
ゴールド(NL)
8,000円〜
10,500円
ハピタス
ビジネス
オーナーズ
ゴールド

20,000円〜
24,000円
ハピタス
モッピー
Olive
ゴールド
案件無し

どちらのカードも初年度年会費である5,500円以上のポイントバックを狙いたいところです。

ただし、ゴールド(NL)に関しては案件額が過去水準まで上がることが無くなっています。

ビジネスオーナーズゴールドは案件額が頭抜けしており、カード発行で20,000P以上の案件が存在します。

法人代表者、個人事業主の方向け法人カードですが、登記簿謄本等の提出もいらないため、普通のサラリーマンでも認可されるカードです。

中身は通常のゴールド(NL)とほとんど変わらないので、おすすめのカードとなっています。

ノーマルカード

ノーマルもゴールドと同じく、カード発行を条件とするポイントサイト案件が存在します。

特に、ビジネスオーナーズは無料で発行できるクレジットカードにもかかわらず、1万円以上の案件額となっています。

カード案件額
① 狙い目
② 最高額
おすすめ
ポイントサイト
ノーマル(NL)
6,500円〜
7,500円
ハピタス
ビジネス
オーナーズ
ノーマル

18,000円〜
20,000円
ハピタス
モッピー
Olive
ノーマル
3,000円〜
3,000円
ECナビ

Oliveに関しても、ECナビのキャンペーンで最大9,000円分のポイントをもらうことができます。

詳しくはこちらで解説しています。