三井住友カードのリボ払いの1種であるマイ・ペイすリボには、還元率UPや年会費割引などの特典があります。
リボと聞くと印象は悪いですが、上手く活用していくことで大きなメリットにすることができます。
しかし、これらの特典を受けるための条件はそれぞれ異なり、少し手間がかかります。
今回は『還元率0.5%UP』と『選べる特典』の特典を受ける方法をわかりやすく解説していきます。
この記事では、
これらについて解説していきます。
『年会費割引』の特典は、こちらで詳しく解説しています。
※この記事と一部内容が重複しています。
リボ残高の調整額を知りたい方はこちら↓
12月の利用分(1月の支払分)に対して還元率+0.5%にしたい
『11/12 or 27から発生するリボ残高』
① 100円以上ある方
➡︎ 1月の支払日(1/10 or 27)にリボ手数料が1円以上発生、12月中のリボ調整は必要無し!
② 100円未満の方
➡︎ 12月支払日翌日から発生するリボ残高を調整する必要あり
※調整額は下記参照
1月の利用分(2月の支払分)に対して還元率+0.5%にしたい
『12/11 or 27から発生するリボ残高』
① 100円以上ある方
➡︎ 2月の支払日(2/10 or 26)にリボ手数料が1円以上発生、1月中のリボ調整は必要無し!
② 100円未満の方
➡︎ 1月支払日翌日から発生するリボ残高を調整する必要あり
※調整額は下記参照
リボ払いの基本
リボ払いとは、クレジットカードの毎月の支払い金額を固定し、超過した利用金額は翌月以降に繰り越すことができる支払い方法です。
そして、この繰り越した金額=リボ残高に対して年率で手数料が発生します。
クレジットカードの基本的な年率15.0%で10万円を繰り越した場合、1日あたり約40円、1ヶ月あたり約1,200円の手数料になります。
リボ払いはダメと言われる理由はここからで、リボ残高に対して何もしないままでいると、かなりの日数に対して手数料が計算されます。
例えば、毎月の支払い金額を1万円固定で設定していた場合、ある月に10万円利用し、その後カード利用せず毎月1万円ずつ返済すると、完済までに11ヶ月かかり、トータルで必要な手数料は約5,635円です。
お金がないから無闇にリボ払いを使うことは本末転倒なので、どれくらいの手数料がかかるか計算した上で計画的に利用しないといけません。
このようにデメリットが大きいリボ払いですが、カード会社もこの手数料が売上になるため、消費者に加入させるために様々な特典を用意しています。
リボ払いと特典をうまく活用することでメリットを出すことがこの記事の主旨となります。
マイ・ペイすリボの特典
マイ・ペイすリボとは、三井住友カードが展開するリボ払いの支払い方法の1つです。
特徴 | カード利用分は自動的にリボ払い |
手数料 | 年率15.0% |
毎月支払い金額 =元金定額コース | 5,000円〜 ※1万円単位 |
特典 | ・カード年会費割引 ・選べるポイント特典 ・ポイント還元率+0.5% ※24年6月中に設定した場合のみ ・200日間の買物保険 |
手数料が年率15.0%なので、リボ残高 × 15.0% ÷ 365日(366日)= リボ残高 × 約0.041%/日となります。
10万円のリボ手数料だと、1ヶ月で約1,230円の手数料が発生するため、安易に利用してはいけません。
しかし、リボ払いにすることで受けられる『複数の特典』が公式から用意されています。
そのため、リボ払いの仕組みを理解し、発生する手数料を上手くコントロールすることで、デメリットの多いリボ払いをメリットに変えることができます。
2024年7月から、スタンダードカードはポイント還元率+0.5%が終了し、『対象店舗でポイント還元率+2.0%』 or 『毎月タダチャン!』のどちらか1つを選択する選べる特典に変更となりました。※公式サイト
なお、ポイント還元率+0.5%の特典に関しては、2024年6月中に継続設定した方は引き続き利用することができます。
ただし、選べる特典に1度でも変更してしまうと、ポイント還元率+0.5%の特典は2度と受けることができなくなるので、ご注意ください。
なお、三井住友ビジネスオーナーズ 一般、三井住友ビジネスオーナーズ ゴールドは、スタンダードカードの対象とはならず、ポイント還元率+0.5%が継続して適用されます。
ポイント還元率+0.5%
特典 | 支払い分の ポイント還元率+0.5% |
条件 | リボ手数料の支払いがあること ※リボ手数料発生月の 支払い分が還元率UP |
必要コスト | 1円〜 |
特典付与 | 対象請求月の翌月末 |
上記の条件を満たすことで、カード利用時のポイント還元率が+0.5%になります。
年間100万円カード利用する場合、このリボ特典を加算すると+5,000Pもらうことができます。
また、必要なリボ手数料は最低1円で問題ないため、大きなメリットを簡単に生むことが可能です。
注意点としては、『リボ手数料が発生した月の請求分』に対して還元率が+0.5%が適用される点です。
せっかく多額のカード利用をしたにもかかわらず、リボ手数料の調整を誤れば還元率0.5%分がもらえない可能性が出てきます。
このポイント還元率+0.5%のメリットとリボ調整の手間をどう捉えるかは個人の価値観ですが、個人的にはそこまで難しくない作業なので、やる価値はあると思います。
ただし、失敗すると予想以上のリボ手数料を払う可能性があることもご留意ください。
注意点として、一部の提携カード・法人カードなどは特典の適用対象外となっています。
その1つである『ANAカード』では、代わりの特典が付与されています。
※公式サイト:対象のANAカード
ANAカードのリボ特典についてはこちらで詳しく解説しています。
対象店舗利用時のポイント還元率+2.0%
特典 | 対象店舗利用時の ポイント還元率+2.0% |
条件 | リボ手数料の支払いがあること ※リボ手数料発生月の 支払い分が還元率UP |
必要コスト | 1円〜 |
特典付与 | 対象請求月の翌月末 |
こちらはスタンダードカード限定の特典です。
Aコースである『対象店舗でVポイント+2.0%還元』を選択することで、対象店舗の利用額に対してポイント還元率が+2.0%になります。
対象店舗が以下になります。
コンビニ | セブン-イレブン ローソン ミニストップ ポプラ セイコーマート |
ファストフード | マクドナルド モスバーガー すき家 |
カフェ | ドトールコーヒー エクセルシオール カフェ |
ファミレス | サイゼリヤ ガスト バーミヤン しゃぶ葉 ジョナサン はま寿司 ココス かっぱ寿司 夢庵 |
ポイント付与条件は還元率+0.5%と同じ、『リボ手数料が発生した月の請求分』に対して還元率が+2.0%になります。
そのため、特典の適用には1ヶ月前から準備が必要ですので、注意してください。
毎月タダチャン!
特典 | 1/2の確率で1~3等が当選 |
条件 | ・5,000円以上のカード利用 ・利用期間の翌月に リボ手数料の支払いがあること |
必要コスト | 1円〜 |
特典付与 | 対象請求月の翌月末 |
こちらもスタンダードカード限定の特典です。
Bコースである『毎月タダチャン!』を選択することで、5,000円以上利用した対象月の利用額分 or 一定数のポイントが付与される特典が抽選で当たります。
注意点としては、支払日に関わらず、5,000円利用の対象期間が「1日〜31日」である点です。
そのため、10日支払いの方はカード締日と異なるため、少しややこしくなります。
特典の抽選内容が以下のなります。
特典 | 当選人数 | 備考 |
---|---|---|
利用金額分を付与 | 毎月50人 | 上限10万Pまで |
5,000P付与 | 毎月500人 | ー |
100P付与 | ー | 2人に1人の 確率で当選 |
Aコース特典の対象店舗を利用することがあまり無い方はこちらの特典の方が良いです。
しかし、リボ手数料を発生させてまでやる必要があるかは個人の好みになってきます。
マイ・ペイすリボの特徴
マイ・ペイすリボは、支払い金額が確定した後にリボ残高の調整が可能であり、初回支払日まではリボ手数料が発生しないため、繰上返済の調整がかなり簡単です。
そして、支払い金額確定〜支払日翌日のリボ手数料発生までに半月ほどの時間があるため、カード締切日ギリギリの利用分も明細に上がる猶予が存在します。
よって、月のカード利用金額か確定した金額で繰上返済の計算ができるため、リボ手数料を簡単に調整しやすいことが他のリボ払いと比べて大きなメリットになります。
これを上手く活用すれば、必要コスト1円で年会費無料やポイント還元率UPの特典を受けることが可能です。
一方で、マイ・ペイすリボの仕組みを複雑にしているポイントが1つあります。
それは、三井住友カードのカード支払日が2つあることです。※10日支払い or 26日支払い
これによって、手数料の計算方法が少し異なってきますので、今回はそれぞれの流れを解説します。
個人的には、月末が締切日となる『26日支払い』の方が管理しやすいと感じています。
まず、いくつか単語が出てくるので、その意味を軽く理解してください。
元金定額コース | 毎月支払う一定金額 (毎月変更が可能) →これを超えた利用分がリボ残高 |
リボ残高 | カード支払日で元金定額コースを超えた利用額 (カード支払日の翌日に発生) |
リボ手数料 | リボ残高と所有日数を基に発生するコスト (締切日を区切りに各月分を精算) |
カード 締切日 | カードの利用額を月単位で集計する日 (土日は問わない) |
カード 利用額確定日 | 支払日で払う金額が確定する日 |
カード 支払日 | 確定金額が口座引き落としされる日 (土日祝日の場合は翌営業日) |
基本的に、リボ手数料は、リボ残高が発生する『支払日翌日〜カード締切日』の期間と、『カード締切日翌日〜翌月支払日』の期間の2つで計算されます。
そして、『支払日翌日〜カード締切日』で発生したリボ手数料は次の支払日で請求され、『カード締切日翌日〜翌月支払日』で発生したリボ手数料は次の次の支払日で請求されます。
また、『支払日翌日〜カード締切日』の期間は0日〜5日間であるため、リボ残高によってはリボ手数料が発生しないことがあります。
支払日が10日と26日では、上記の対象日が全て異なります。
支払日 | 支払日翌日 〜カード締切日 | カード締切日翌日 〜翌月支払日 |
---|---|---|
10日 | 基本11日 〜15日 | 16日 〜基本10日 |
26日 | 基本27日 〜月末日 | 1日 〜基本26日 |
この対象日の違いがわかりにくさを助長しているので、以下では10日と26日の支払い日別で詳細に解説を進めていきます。
内容が被りますので、ご自身の支払日の解説を見ていただければと思います。
↓10日支払い
カード締切日〜支払日までの流れ
出来事 | 日にち |
---|---|
カード利用期間 | 前月16日〜当月15日 |
カード締切日 | 当月15日 |
支払い金額確定日 | 当月25日 |
カード支払日 ※営業日のみ | 翌月10日 |
リボ手数料 (リボ残高) 発生開始日 | 支払日の翌日 ※基本は翌月11日 |
カード支払日が10日の流れ
カード支払日が10日の場合、当月利用分の締切が15日までとなるため、その付近でのカード利用分が15日以前なのか、16日以降なのか、を意識しないと把握しにくいことがあります
メリットとしては、支払い金額の確定日が25日であり、後述するリボ残高の調整タイミングの目印を月の変わり目にできるため、意識しやすい点が挙げられます。
また、月の総日数の差異(28日 or 29日 or 30日 or 31日)が、支払日翌日(基本11日)〜締切日(15日)までの短いリボ発生日数に影響しない点も挙げられます。
具体的な発生例
具体的な状況を基に手数料を計算します。
リボ手数料の計算は以下をベースとして行われています。
一例として、次の状況における一連の流れを解説します。
状況:・8/16~9/15(締切日)までに3万円利用
(9月利用分、10月10日支払分)
・それ以降はカード利用無し
・毎月の支払い設定額(元金定額コース)が1万円
※支払日は各月営業日とする
9/15 9月利用分 締切日 | 9月利用分として 30,000円利用 |
10/10 9月利用分 カード支払日 | 支払額:10,000円 リボ残高:20,000円 リボ手数料:発生なし ※リボ手数料は10/11から発生 ※支払額10,000円に対して 還元率+0.5%は対象外 |
10/11〜15 10月利用分 ※11/10支払分 リボ手数料 発生期間 | 10月利用分リボ手数料 41円※1 対象リボ残高:20,000円 対象期間:10/11〜15(5日間) |
10/16〜 締切日翌日〜 | ↓以降発生の手数料は 11月利用分の請求 |
10/16〜11/10 11月利用分 ※12/10支払分 リボ手数料 発生期間 | 11月利用分リボ手数料 213.7円※2 対象リボ残高:20,000円 対象期間:10/16〜11/10 (26日間) |
11/10 10月利用分 カード支払日 | 支払額:10,000円 リボ残高:10,000円 リボ手数料: 41円 ※還元率0.5%UPの対象 |
11/11〜15 11月利用分の リボ手数料 発生期間 | 11月利用分リボ手数料 20.6円※2 対象リボ残高:10,000円 対象期間:11/11〜15(5日間) |
11/16〜 締切日翌日〜 | ↓以降発生の手数料は 12月利用分の請求 |
11/16〜12/10 12月利用分 ※1/10支払分 リボ手数料 発生期間 | 12月利用分リボ手数料 106円※3 対象リボ残高:10,000円 対象期間:11/16〜12/10 (26日間) |
12/10 11月利用分 カード支払日 | 支払額:10,000円 リボ残高:0円 リボ手数料: 234円 ※還元率0.5%UPの対象 |
12/11〜1/10 12, 1月利用分の リボ手数料 発生期間 | リボ手数料 0円 対象リボ残高:0円 |
1/10 12月利用分 カード支払日 | 12月利用分リボ手数料 106円 ※還元率0.5%UPの対象 |
※1の計算方法
リボ残高2万円×年率15.0%÷365日×5日間(10/11〜10/15)= 41円(小数点以下切り捨て)
※2の計算方法
リボ残高2万円×年率15.0%÷365日×26日間(10/16〜11/10)= 213.7円
+
リボ残高1万円×年率15.0%÷365日×5日間(11/11〜11/15)= 20.6円
合計: 234円(小数点以下切り捨て)
※3の計算方法
リボ残高1万円×年率15.0%÷365日×26日間(11/16〜12/10)= 106円(小数点以下切り捨て)
重要な点としては、①リボ残高、②手数料発生日数、③手数料の請求月が把握できているかどうかです。
わかりにくい要点は以下にまとめています。
- Qカード利用分の支払いはいつ?
- A
各月のカード締切日15日までの利用分は翌月10日(土日祝日の場合、翌営業日)
※上記例の場合、9月15日までの利用分は10月10日のカード支払日にて請求
- Qリボ残高の発生はいつから?
- A
カード支払日の翌日(基本は11日)から発生
※上記例の場合、10月11日から20,000円が発生
- Qリボ手数料の計算はどのようにされる?
- A
リボ残高があれば、支払日翌日(基本は11日)〜 翌月支払日(基本は10日)の期間で手数料を計算
- Qリボ手数料の支払い月はいつ?
- A
支払日の翌日(基本は11日)〜 カード締切日15日 → 翌月支払い
16日 〜 翌月支払日(基本は10日)→ 翌々月支払い
リボ手数料 調整方法
リボ手数料の調整に最も重要な要素は『リボ残高』です。
これを調整することで、発生するリボ手数料を最小限に抑えることができます。
リボ残高の調整方法が以下になります。
この中で手間がかからない方法が①支払額の増額 or 減額 or ②口座振込で返済となります。
支払額の増額 or 減額
毎月の支払い金額の確定日(25日)〜支払日数日前までの間に、支払い金額の増額 or 減額をすることができます。
支払日数日前は引落しされる銀行口座によって異なっており、最長が三井住友銀行の支払日の2営業日前です。
大手銀行であれば、支払日の4〜6営業日前となっています。
増額変更は1,000円単位、減額変更は10,000円単位での金額変更が可能です。
支払額の増額と減額は一長一短であり、特徴は以下になります。
支払額の増額 | |
メリット | 1,000円単位で増額可能 ➡︎リボ手数料を最大限抑えられる |
デメリット | 増額設定を忘れるリスク |
支払額の減額 | |
メリット | 減額設定しないと リボ手数料は発生しない |
デメリット | 10,000円単位でしか減額できない ➡︎リボ手数料がUPする可能性 |
増額と減額の差異
毎月の支払い設定額を低めに設定して増額申込をした場合、リボ残高の最大値は1,000円です。※100円以下は切り捨て
例:5,050円のリボ残高がある場合、4,000円の増額変更を実施することで、リボ残高は1,000円で計算される。5,000円の増額変更ではリボ残高が50円になり、100円以下切り捨てのためリボ手数料は発生しない。
リボ残高1,000円の場合、1ヶ月のリボ手数料は最大12円です。
※1,000円×15%÷100×31日÷365日=12.7円
毎月の支払い設定額を高めに設定して減額申込をした場合、リボ残高の最大値は10,000円です。
例:毎月の支払い設定額(元金定額コース)が10万円、20,050円利用した場合の減額申込可能額は80,000円〜100,000円である。90,000円の減額設定でリボ残高は10,000円で計算される。
リボ残高10,000円場合、1ヶ月のリボ手数料は最大127円です。
※10,000円×15%÷100×31日÷365日=127.3円
減額申込はコストこそかかりますが、万が一金額変更を忘れても、多大なリボ残高を抱えるリスクが無いことがメリットです。
このように、管理できる方はコストを抑えられる増額申込、忘れがちな方はリスクの低い減額申込をおすすめします。
ただし、増額申込を万が一忘れた場合は、口座振込で早期返済することも可能なので、大きな損失にはなりません。
金額変更の期限
変更可能期限は振替口座の銀行によって異なるので注意してください。※申込期限について
三井住友銀行が最長の支払日の2営業日前、大手銀行は支払日の4〜6営業日前までとなっており、金額確定日から1週間程度の余裕があります。
しかし、ここに記載されていない銀行の期限は前月20日前までと確定日前までに申し込みをしなければなりません。不都合が多いので、記載の銀行に変更することをお勧めします。
調整の具体例
10日支払いの方の調整の具体的な流れを、先程の例を用いて解説します。
支払い金額調整期間は確定日25日〜支払日(基本は10日)数日前までとなります。
状況:・8/16~9/15(締切日)までに3万円利用
(9月利用分、10月10日支払分)
・9月25日に金額確定後、1万円増額申込
・それ以降はカード利用無し
・毎月の支払い設定額(元金定額コース)が1万円
※支払日は各月営業日とする
9/15 9月利用分 締切日 | 9月利用分として 30,000円利用 |
9/25〜 9月利用分 確定日 | 10,000円増額申込 |
10/10 9月利用分 カード支払日 | 支払額:20,000円 リボ残高:10,000円 リボ手数料:発生なし ※リボ手数料は10/11から発生 ※支払額20,000円に対して 還元率+0.5%は対象外 |
10/11〜15 10月利用分 ※11/10支払分 リボ手数料 発生期間 | 10月利用分リボ手数料 20円※1 対象リボ残高:10,000円 対象期間:10/11〜15(5日間) |
10/16〜 締切日翌日〜 | ↓以降発生の手数料は 11月利用分の請求 |
10/16〜11/10 11月利用分 ※12/10支払分 リボ手数料 発生期間 | 11月利用分リボ手数料 106円※2 対象リボ残高:10,000円 対象期間:10/16〜11/10 (26日間) |
11/10 10月利用分 カード支払日 | 支払額:10,000円 リボ残高:0円 リボ手数料: 20円 ※還元率0.5%UPの対象 |
12/10 11月利用分 カード支払日 | 支払額:0円 リボ残高:0円 リボ手数料: 106円 ※還元率0.5%UPの対象 |
※1の計算方法
リボ残高1万円×年率15.0%÷365日×5日間(10/11〜15)= 20円(小数点以下切り捨て
※2の計算方法
リボ残高1万円×年率15.0%÷365日×26日間(10/16〜11/10)=106円)
リボ残高を10,000円返済することで、発生するリボ手数料を381円から136円に減額することができます。
リボ特典を受ける条件にはリボ手数料の発生が必要なので、この増額・減額申込を上手く活用することで、最小限のリボ手数料にしていきます。
口座振込
三井住友カードの口座振込による繰上返済は、電話等が必要無く、ネット上で完結できるため使いやすいです。
指定日での返済が可能であるため、リボ手数料は発生日から返済日までの日数で抑えることができます。
口座振込の手数料が必要となりますが、振込手数料無料の口座から振り込めばコストはかかりません。
詳しいやり方は公式サイトで解説されています。
リボ手数料 注意点
確定した金額に対して支払い金額の調整を行いますが、以下の場合には注意が必要です。
返金される利用分がある場合
確定した請求情報の中に−〇〇〇円と記載されている返金キャンセル分があると、支払日ではリボ残高分から帳消しされる仕様となっています。(支払区分がリボ残高のため)
例えば、リボ残高が100円になるように増額・減額申込をしたのにもかかわらず、-100円以上のキャンセル分がある場合、リボ残高は0円になります。
この場合、リボ手数料が発生しないため、特にポイント還元率0.5%の特典を受けることができません。
この還元を受けるために、多額の利用をしていた場合は大きな損失になってしまいます。
これを避けるためには以下の方法があります。
②の方が確実ですが、電話は面倒なので①で対処する方が個人的にはおすすめです。
キャッシュバック分がある場合
キャンペーン等によるキャッシュバック分も注意が必要です。
支払い金額からはマイナスされますが、元金定額コースとしての一定支払い額が確定してからマイナスされる仕様になっています。
例えば、元金定額コースが10,000円、月の利用金額が10,500円で1,000円分のキャッシュバックがあったとします。
この場合、実際に請求される金額は9,500円ではなく、9000円+リボ残高500円です。
支払い金額は10,500円−1,000円=9,500円で、元金定額コースの10,000円以下だからリボ残高は発生しないという考えは間違っているので注意してください。
還元率0.5%UPの活用方法(10日支払い)
マイ・ペイすリボの特典である『還元率0.5%UP』の条件は以下になります。
特典 | 適用条件 |
---|---|
還元率0.5%UP | リボ手数料の発生 ➡︎ 発生月の請求額に対して還元率+0.5%UP |
還元率0.5%UPの重要なポイントは、リボ手数料発生月の請求額に対して還元率+0.5%UPする点です。
リボ手数料発生の仕組みを解説したように、リボ手数料の発生には1ヶ月以上の準備期間が必要です。
例えば、4月16日〜5月15日の利用分(6月10日請求分)を還元率+0.5%にしたい場合、3月16日〜4月15日の利用分でリボ残高を発生させる必要があります。
また、リボ手数料が計算される初月の残高調整がやや難しく、調整後2ヶ月目での発生は比較的簡単です。
ここの理解がしっかりできていれば、簡単に条件達成することができます。
リボ手数料発生の注意点
マイ・ペイすリボの特徴として、『初月に請求されるリボ手数料』は対象となる日数が少ない特徴があります。
リボ手数料発生初月とは、「リボ残高発生後の次回支払月」を意味します。
1円以下のリボ手数料は切り捨てとなるため、リボ残高によっては初月にリボ手数料が発生しない(=1円以下)ことがあります。
せっかく多額のカード利用をしたのに還元率0.5%UPしない・・・といったことを避けるためにも、初月発生の仕組みをしっかり理解しておきましょう。
10日支払いの場合、初月のリボ手数料対象日は支払日翌日(基本は11日)〜 締切日(15日)の最長5日間です。
しかし、支払日が土日祝日である場合、翌営業日が支払い日になるため、初月に請求されるリボ手数料の対象日数は最短で2日という可能性も出てきます。
この日数が最短になるケースは以下になります。
ケース | 支払日 | 対象日数 | 対象月 |
---|---|---|---|
10日が日曜日 | 11日 | 12〜15日 4日間 | ー |
10日が土曜日 | 12日 | 13〜15日 3日間 | ー |
10日が土曜日 & 12日が祝日 | 13日 | 14〜15日 2日間 | 1月(6年に1回) 2月(※周期年に1回) 10月(6年に1回) |
10日支払いの場合は対象日数が最短となるケースが多い特徴があるため、初月でリボ手数料を発生させるためには日数の把握が必要です。
また、対象日数に対して、手数料を1円以上発生させるために必要なリボ残高は以下になります。
対象日数 | 1円以上発生する 必要リボ残高 | 31日間の手数料 |
---|---|---|
1日 | 2,500円 | 31円 |
2日 | 1,300円 | 15〜16円 |
3日 | 900円 | 10〜11円 |
4日 | 700円 | 8円 |
5日 | 500円 | 6円 |
対象日数が最短1日の場合、2,500円以上を残せば、リボ手数料発生の初月に1円以上のリボ手数料が発生します。
ただし、10日支払いは最短2日なので、1,300円以上あれば問題ありません。
1,300円の場合、リボ手数料は初月1〜2円+翌月13〜15円=17円/月程度です。
もし、初月にリボ手数料を発生させたいけど、日数の確認が面倒な人はリボ残高を1,300円以上残せばOKです。
リボ残高発生の初月は手数料を発生させず、2ヶ月目での手数料発生で問題なければ、100〜200円以上のリボ残高で最低1円のコストで済ませることができます。
具体的なやり方
リボ手数料を調整する方法は主に2つです。
ここでは、簡単でやりやすいリボ残高の調整方法を解説していきます。
カード支払額を増額申込する場合
毎月の支払い設定額(元金定額コース)の最低設定額は5,000円〜、ゴールドカード以上は1万円〜となっています。
少ない利用額でリボ手数料を発生させることができるため、元金定額コースの設定額は最低額にすることをおすすめします。※ただし、金額変更を忘れた時のコストは大きくなる
増額申込を利用する場合は以下になります。※公式サイト
支払い金額確定後(25日以降)、Vpassにログインし、増額申込を選択後、次回お支払い金額を選択します。
- STEP ①次の支払日翌日(基本は11日)〜締切日(15日)までの日数を確認
2〜5日間のいずれか
- STEP ②今回の締切日(15日)までに毎月の支払設定額(元金定額コース)+ X円以上のカード利用をする
STEP①の日数よってXは変化
5日間:500円 4日間:700円 3日間:900円 2日間:1,300円 - STEP ③STEP②の確定日(25日)以降にリボ残高がX円以上〜X+999円以下になるように増額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ④支払日(基本は10日)にSTEP③の金額が支払われる
- STEP ⑤支払日翌日(基本は11日)からSTEP③で調整したリボ残高に対してリボ手数料が発生
翌月支払いの対象日数:通常11日〜15日
翌々月支払いの対象日数:16日〜通常10日 - STEP ⑥STEP⑤のリボ手数料がSTEP④の支払月の翌月支払日に発生
- STEP ①今回の締切日(15日)までに毎月の支払設定額(元金定額コース)+ X円以上のカード利用をする
請求月によってXは変化
2月以外の支払日:100円 2月の支払日:200円 - STEP ②STEP①の確定日(25日)以降にリボ残高がX円以上〜X+999円以下になるように増額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ③支払日(基本は10日)にSTEP③の金額が支払われる
- STEP ④支払日翌日(基本は11日)からSTEP③で調整したリボ残高に対してリボ手数料が発生
翌月支払いの対象日数:通常11日〜15日
翌々月支払いの対象日数:16日〜通常10日 - STEP ⑤STEP⑤のリボ手数料がSTEP④の支払月の翌々月支払日に発生
※翌月支払日のリボ手数料は1円未満のため発生しない
このように、リボ手数料を発生させたい月によって、リボ残高を調整する金額が変わってくるので注意してください。
発生するコスト
リボ手数料の計算は100円単位で行われるため、100円以上のリボ残高が必要です。
リボ残高は100円〜1,000円となるため、発生するリボ手数料は1ヶ月で1円〜12円となります。
リボ残高が100円の場合、リボ残高発生月の締切日翌日(16日)〜支払日(基本は翌月10日)である約26日間の手数料1円が発生します。※2月は28日しかないため、締切日翌日2/16〜支払日3/10は23日間となり、200円以上必要
1,000円の場合、リボ残高発生日(支払日の翌日11日)〜締切日(15日)である数日間の手数料0〜2円(翌月に支払い)、締切日翌日(16日)〜支払日(基本は翌月10日)である約26日間の手数料10円(翌々月に支払い)が発生します。
最大でも12円の差なので、カード利用金額を100円単位で調整するほどでもないでしょう。
カード支払額を減額申込する場合
減額時の元金定額コースの設定額は、通常利用時の金額よりも大きい金額にするようにしましょう。
カード利用枠まで金額を上げれば、リボ残高が発生することはありません。※利用枠をアップしない限り
減額申込を利用する場合は以下になります。
ログインし、減額申込を選択後、次回お支払い金額を選択します。
- STEP ①次の支払日翌日(基本は11日)〜締切日(15日)までの日数を確認
2〜5日間のいずれか
- STEP ②毎月の支払設定額(元金定額コース)をカード利用枠分にし、締切日(15日)までに10,000+X円以上のカード利用をする
STEP①の日数よってXは変化
5日間:500円 4日間:700円 3日間:900円 2日間:1,300円 - STEP ③確定日(25日)以降にリボ残高がX円以上〜X+9,999円以下になるように減額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ④支払日(基本は10日)にSTEP③の金額が支払われる
- STEP ⑤支払日翌日(基本は11日)からSTEP③で調整したリボ残高に対してリボ手数料が発生
翌月支払いの対象日数:通常11日〜15日
翌々月支払いの対象日数:16日〜通常10日 - STEP ⑥STEP⑤のリボ手数料がSTEP④の支払月の翌月支払日に発生
- STEP ①毎月の支払設定額(元金定額コース)をカード利用枠分にし、締切日(15日)までに10,000+X円以上のカード利用をする
請求月によってXは変化
2月以外の支払日:100円 2月の支払日:200円 - STEP ②確定日(25日)以降にリボ残高がX円以上〜X+9,999円以下になるように減額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ③支払日(基本は10日)にSTEP③の金額が支払われる
- STEP ④支払日翌日(基本は11日)からSTEP③で調整したリボ残高に対してリボ手数料が発生
翌月支払いの対象日数:通常11日〜15日
翌々月支払いの対象日数:16日〜通常10日 - STEP ⑤STEP⑤のリボ手数料がSTEP④の支払月の翌々月支払日に発生
※翌月支払日のリボ手数料は1円未満のため発生しない
減額申込は10,000円単位でしか減額できないため、リボ残高の最大値は10,000円になります。
10,000円の場合、リボ残高発生日(支払日の翌日11日)〜締切日(15日)である数日間の手数料8〜20円(翌月に支払い)、締切日翌日(16日)〜支払日(基本は翌月10日)である約26日間の手数料106円(翌々月に支払い)が発生します。
このように、減額申込の方がリボ残高が多くなるため、増額申込よりも手数料が月100円程高くなります。
口座振込による繰上返済をする場合
口座振込で繰上返済をする場合、リボ残高に注意してください。
1日あたりの手数料は、リボ残高 × 15.0% ÷ 365日(366日)= リボ残高 × 約0.00041/日です。
カード支払日から振込完了日までの日数に対してリボ手数料が発生しますので、リボ残高が10万円だと1日あたり41円のリボ手数料が発生します。
支払い金額確定日から増額設定をしすることでリボ残高を減らすことで手数料を抑えることもできますが、それなら増額のみで対応する方が手間としては簡単です。
しっかり管理ができて、どうしても1円に抑えたいという方にはこちらの方が向いているかもしれません。
1日で1円発生させるためのリボ残高は2,500円以上です。
↓26日支払い
カード締切日〜支払日までの流れ
出来事 | 日にち |
---|---|
カード利用期間 | 1日〜月末日 |
カード締切日 | 月末日 |
支払い金額確定日 | 翌月10日 |
カード支払日 ※営業日のみ | 翌月26日 |
リボ手数料 (リボ残高) 発生開始日 | 支払日の翌日 ※基本は翌月27日 |
カード支払日が26日の流れ
カード支払日が26日の場合、当月利用分が末日まで(=締切日)となるため、利用分の支払い月を把握しやすいメリットがあります。
また、月によらず、締切日翌日(1日)から支払日(26日)までの日数が26日以上で確定するため、100円以上のリボ残高で必ず1円のリボ手数料が発生することも大きなメリットです。
デメリットとしては、10日が支払い金額の確定日になるため、リボ残高の調整を忘れやすい点が挙げられます。
また、月の総日数の差異(28日 or 29日 or 30日 or 31日)が、支払日翌日(基本26日)〜締切日(月末)までのリボ発生日数の数日間に影響してくる点も要注意です。
具体的な発生例
具体的な状況を基に手数料を計算します。
リボ手数料の計算は以下をベースとして行っています。
状況:・9/1~9/30(締切日)までに3万円利用
(9月利用分、10月26日支払分)
・それ以降はカード利用無し
・毎月の支払い設定額(元金定額コース)が1万円
※支払日は各月営業日とする
9/30 9月利用分 締切日 | 9月利用分として 30,000円利用 |
10/26 9月利用分 カード支払日 | 支払額:10,000円 リボ残高:20,000円 リボ手数料:発生なし ※リボ手数料は10/27から発生 ※支払額10,000円に対して 還元率+0.5%は対象外 |
10/27〜31 10月利用分 ※11/26支払分 リボ手数料 発生期間 | 10月分リボ手数料 41円※1 対象リボ残高:20,000円 対象期間:10/27〜31(5日間) |
11/1〜 締切日翌日〜 | ↓以降発生の手数料は 11月利用分の請求 |
11/1〜11/26 11月支払分 ※12/26支払分 リボ手数料 発生期間 | 11月分リボ手数料 213.7円※2 対象リボ残高:20,000円 対象期間:11/1〜11/26 (26日間) |
11/26 10月利用分 カード支払日 | 支払額:10,000円 リボ残高:10,000円 リボ手数料: 41円 ※還元率0.5%UPの対象 |
11/27〜30 11月利用分の リボ手数料 発生期間 | 11月分リボ手数料 16.4円※2 対象リボ残高:10,000円 対象期間:11/27〜30(4日間) |
12/1〜 締切日翌日〜 | ↓以降発生の手数料は 12月分の請求 |
12/1〜12/26 12月利用分 ※1/26支払分 リボ手数料 発生期間 | 12月利用分リボ手数料 106円※3 対象リボ残高:10,000円 対象期間:12/1〜12/26 (26日間) |
12/26 11月利用分 カード支払日 | 支払額:10,000円 リボ残高:0円 リボ手数料: 230円 ※還元率0.5%UPの対象 |
12/27〜1/26 12, 1月請求分の リボ手数料 発生期間 | リボ手数料 0円 対象リボ残高:0円 |
1/26 12月利用分 カード支払日 | 12月分リボ手数料 106円 ※還元率0.5%UPの対象 |
※1の計算方法
リボ残高2万円×年率15.0%÷365日×5日間(10/26〜31)= 41円(小数点以下切り捨て)
※2の計算方法
リボ残高2万円×年率15.0%÷365日×26日間(11/1〜26)= 213.7円
+
リボ残高1万円×年率15.0%÷365日×4日間(11/26〜30)= 16.4円
合計: 234円(小数点以下切り捨て)
※3の計算方法
リボ残高1万円×年率15.0%÷365日×26日間(12/1〜26)= 106円(小数点以下切り捨て)
重要な点としては、①リボ残高、②手数料発生日数、③手数料の請求月が把握できているかどうかです。
わかりにくい要点は以下にまとめています。
- Qカード利用分の支払いはいつ?
- A
各月のカード締切日月末日までの利用分は翌月26日(土日祝日の場合、翌営業日)
※上記例の場合、9月31日までの利用分は10月26日のカード支払日にて請求
- Qリボ残高の発生はいつから?
- A
カード支払日の翌日(基本は27日)から発生
※上記例の場合、10月27日から20,000円が発生
- Qリボ手数料の計算はどのようにされる?
- A
リボ残高があれば、支払日翌日(基本は27日)〜 翌月支払日(基本は26日)の期間で手数料を計算
- Qリボ手数料の支払い月はいつ?
- A
支払日の翌日(基本は27日)〜 カード締切日(月末日) → 翌月支払い
1日 〜 翌月支払日(基本は26日)→ 翌々月支払い
リボ手数料 調整方法
リボ手数料の調整に最も重要な要素はリボ残高です。
これを調整することで、発生するリボ手数料を最小限に抑えることができます。
リボ残高の調整方法が以下になります。
この中で手間がかからない方法が①支払額の増額 or 減額 or ②口座振込で返済となります。
支払額の増額 or 減額
毎月の支払い金額の確定日(10日)〜支払日数日前までの間に、支払い金額の増額 or 減額をすることができます。
支払日数日前は引落しされる銀行口座によって異なっており、最長が三井住友銀行の支払日の2営業日前です。
大手銀行であれば、支払日の4〜6営業日前となっています
増額は1,000円単位、減額は10,000円単位での変更が可能です。
支払額の増額と減額は一長一短であり、特徴は以下になります。
支払額の増額 | |
メリット | 1,000円単位で増額可能 ➡︎リボ手数料を最大限抑えられる |
デメリット | 増額設定を忘れるリスク |
支払額の減額 | |
メリット | 減額設定しないと リボ手数料は発生しない |
デメリット | 10,000円単位でしか減額できない ➡︎リボ手数料がUPする可能性 |
増額と減額の差異
毎月の支払い設定額を低めに設定して増額申込をした場合、リボ残高の最大値は1,000円です。※100円以下は切り捨て
例:5,050円のリボ残高がある場合、4,000円の増額変更を実施することで、リボ残高は1,000円で計算される。5,000円の増額変更ではリボ残高が50円になり、100円以下切り捨てのためリボ手数料は発生しない。
リボ残高1,000円の場合、1ヶ月のリボ手数料は最大12円です。
※1,000円×15%÷100×31日÷365日=12.7円
毎月の支払い設定額を高めに設定して減額申込をした場合、リボ残高の最大値は10,000円です。
例:毎月の支払い設定額(元金定額コース)が10万円、20,050円利用した場合の減額申込可能額は80,000円〜100,000円である。90,000円の減額設定でリボ残高は10,000円で計算される。
リボ残高10,000円場合、1ヶ月のリボ手数料は最大127円です。
※10,000円×15%÷100×31日÷365日=127.3円
減額申込はコストこそかかりますが、万が一金額変更を忘れても、多大なリボ残高を抱えるリスクが無いことがメリットです。
このように、管理できる方はコストを抑えられる増額申込、忘れがちな方はリスクの低い減額申込をおすすめします。
ただし、増額申込を万が一忘れた場合は、口座振込で早期返済することも可能なので、大きな損失にはなりません。
金額変更の期限
変更可能期限は振替口座の銀行によって異なるので注意してください。※申込期限について
三井住友銀行が最長の支払日の2営業日前、大手銀行は支払日の4〜6営業日前までとなっており、金額確定日から1週間程度の余裕があります。
しかし、ここに記載されていない銀行の期限は当月4日前までと確定日前までに申し込みをしなければなりません。不都合が多いので、記載の銀行に変更することをお勧めします。
調整の具体例
26日支払いの方の調整の具体的な流れを、先程の例を用いて解説します。
支払い金額調整期間は確定日10日〜支払日(基本は26日)数日前までとなります。
状況:・9/1~9/30(締切日)までに3万円利用
(9月利用分、10月10日支払分)
・10月10日に金額確定後、1万円増額申込
・それ以降はカード利用無し
・毎月の支払い設定額(元金定額コース)が1万円
※支払日は各月営業日とする
9/30 9月利用分 締切日 | 9月利用分として 30,000円利用 |
10/10〜 9月利用分 確定日 | 10,000円増額申込 |
10/26 9月利用分 カード支払日 | 支払額:20,000円 リボ残高:10,000円 リボ手数料:発生なし ※リボ手数料は10/27から発生 ※支払額20,000円に対して 還元率+0.5%は対象外 |
10/27〜31 10月利用分 ※11/26支払分 リボ手数料 発生期間 | 10月分リボ手数料 20円※1 対象リボ残高:10,000円 対象期間:10/27〜31(5日間) |
11/1〜 締切日翌日〜 | ↓以降発生の手数料は 11月利用分の請求 |
11/1〜11/26 11月支払分 ※12/26支払分 リボ手数料 発生期間 | 11月分リボ手数料 106円※2 対象リボ残高:10,000円 対象期間:11/1〜11/26 (26日間) |
11/26 10月利用分 カード支払日 | 支払額:10,000円 リボ残高:0円 リボ手数料: 20円 ※還元率0.5%UPの対象 |
12/26 11月利用分 カード支払日 | 支払額:0円 リボ残高:0円 リボ手数料: 106円 ※還元率0.5%UPの対象 |
※1の計算方法
リボ残高1万円×年率15.0%÷365日×5日間(10/26〜31)= 20円(小数点以下切り捨て)
※2の計算方法
リボ残高1万円×年率15.0%÷365日×26日間(11/1〜26)=106円
リボ残高を10,000円返済することで、発生するリボ手数料を377円から136円に減額することができます。
リボ特典を受ける条件にはリボ手数料の発生が必要なので、この増額・減額申込を上手く活用することで、最小限のリボ手数料にしていきます。
口座振込
三井住友カードの口座振込による繰上返済は、電話等が必要無く、ネット上で完結できるため使いやすいです。
指定日での返済が可能であるため、リボ手数料は発生日から返済日までの日数で抑えることができます。
口座振込の手数料が必要となりますが、振込手数料無料の口座から振り込めばコストはかかりません。
詳しいやり方は公式サイトで解説されています。
リボ手数料 注意点
確定した金額に対して支払い金額の調整を行いますが、以下の場合には注意が必要です。
返金される利用分がある場合
確定した請求情報の中に−〇〇〇円と記載されている返金キャンセル分があると、支払日ではリボ残高分から帳消しされる仕様となっています。(支払区分がリボ残高のため)
例えば、リボ残高が100円になるように増額・減額申込をしたのにもかかわらず、-100円以上のキャンセル分がある場合、リボ残高は0円になります。
この場合、リボ手数料が発生しないため、特にポイント還元率0.5%の特典を受けることができません。
この還元を受けるために、多額の利用をしていた場合は大きな損失になってしまいます。
これを避けるためには以下の方法があります。
②の方が確実ですが、電話は面倒なので①で対処する方が個人的にはおすすめです。
キャッシュバック分がある場合
キャンペーン等によるキャッシュバック分も注意が必要です。
支払い金額からはマイナスされますが、元金定額コースとしての一定支払い額が確定してからマイナスされる仕様になっています。
例えば、元金定額コースが10,000円、月の利用金額が10,500円で1,000円分のキャッシュバックがあったとします。
この場合、実際に請求される金額は9,500円ではなく、9000円+リボ残高500円です。
支払い金額は10,500円−1,000円=9,500円で、元金定額コースの10,000円以下だからリボ残高は発生しないという考えは間違っているので注意してください。
還元率0.5%UPの活用方法(26日支払い)
マイ・ペイすリボの特典である『還元率0.5%UP』の条件は以下になります。
特典 | 適用条件 |
---|---|
還元率0.5%UP | リボ手数料の発生 ➡︎ 発生月の請求額に対して還元率+0.5%UP |
還元率0.5%UPの重要なポイントは、リボ手数料発生月の請求額に対して還元率+0.5%UPする点です。
リボ手数料発生の仕組みを解説したように、リボ手数料の発生には1ヶ月以上の準備期間が必要です。
例えば、5月1日〜5月31日の利用分(6月26日請求分)を還元率+0.5%にしたい場合、4月1日〜4月30日の利用分でリボ残高を発生させる必要があります。
また、リボ手数料が計算される初月の残高調整がやや難しく、調整後2ヶ月目での発生は比較的簡単です。
ここの理解がしっかりできていれば、条件達成は容易になります。
リボ手数料発生の注意点
マイ・ペイすリボの特徴として、『初月に請求されるリボ手数料』は対象となる日数が少ない特徴があります。
リボ手数料発生初月とは、「リボ残高発生後の次回支払月」を意味します。
1円以下のリボ手数料は切り捨てとなるため、リボ残高によっては初月にリボ手数料が発生しない(=1円以下)ことがあります。
せっかく多額のカード利用をしたのに還元率0.5%UPしない・・・といったことを避けるためにも、初月発生の仕組みをしっかり理解しておきましょう。
26日支払いの場合、初月のリボ手数料対象日は支払日翌日(基本は27日)〜 締切日(月末日)の最長5日間です。
しかし、支払日が土日祝日である場合、翌営業日が支払い日になるため、初月に請求されるリボ手数料の対象日数は最短で0日という可能性も出てきます。
この日数が最短になるケースは以下になります。
ケース | 支払日 | 対象日数 | 対象月 |
---|---|---|---|
月の総日数 | |||
月末が28日 | 26日 | 27〜28日 2日間 | 2月 |
月末が29日 | 26日 | 27〜29日 3日間 | うるう年の2月 |
月末が29日 | 26日 | 27〜30日 4日間 | 4月 6月 9月 11月 |
支払日が土日祝日 | |||
26日が日曜日 | 27日 | 28〜月末日 1〜4日間 ※2月のみ1日 | 一定周期 |
26日が土曜日 | 28日 | 29〜月末日 0〜3日間 ※2月のみ0日 | 一定周期 |
26日が祝日 & 27日が土曜日 | 29日 | なし | なし |
26日支払いの場合は対象日数が0日となるケースがあるため、初月でリボ手数料を発生させるためには日数の把握が必要です。
また、対象日数に対して、手数料を1円以上発生させるために必要なリボ残高は以下になります。
対象日数 | 1円以上発生する 必要リボ残高 | 31日間の手数料 |
---|---|---|
1日 | 2,500円 | 31円 |
2日 | 1,300円 | 15〜16円 |
3日 | 900円 | 10〜11円 |
4日 | 700円 | 8円 |
5日 | 500円 | 6円 |
対象日数が最短1日の場合、2,500円以上を残せば、リボ手数料発生の初月に1円以上のリボ手数料が発生します。
2,500円の場合、リボ手数料は初月1〜5円+翌月26〜28円=約30円/月程度です。
もし、初月にリボ手数料を発生させたいけど、日数の確認が面倒な人はリボ残高を2,500円以上残せばOKです。※2月26日が土曜日の場合、3月26日の支払日にリボ手数料を発生させることは不可能
初月は発生させず、2ヶ月目での発生で問題なければ、100〜200円以上のリボ残高で最低1円のコストで済ませることができます。
具体的なやり方
リボ手数料を調整する方法は主に2つです。
ここでは、簡単でやりやすいリボ残高の調整方法を解説していきます。
カード支払額を増額申込する場合
毎月の支払い設定額(元金定額コース)の最低設定額は5,000円〜、ゴールドカード以上は1万円〜となっています。
少ない利用額でリボ手数料を発生させることができるため、元金定額コースの設定額は最低額にすることをおすすめします。※ただし、金額変更を忘れた時のコストは大きくなる
増額申込を利用する場合は以下になります。※公式サイト
支払い金額確定後(10日以降)、Vpassにログインし、増額申込を選択後、次回お支払い金額を選択します。
支払日毎の具体的な日程は以下になります。
- STEP ①次の支払日翌日(基本は26日)〜締切日(月末日)までの日数を確認
0〜5日間のいずれか
- STEP ②今回の締切日(月末日)までに毎月の支払設定額(元金定額コース)+ X円以上のカード利用をする
STEP①の日数よってXは変化
5日間:500円 4日間:700円 3日間:900円 2日間:1,300円 1日間:2,500円 - STEP ③STEP②の確定日(10日)以降にリボ残高がX円以上〜X+999円以下になるように増額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ④支払日(基本は26日)にSTEP③の金額が支払われる
- STEP ⑤支払日翌日(基本は27日)からSTEP③で調整したリボ残高に対してリボ手数料が発生
翌月支払いの対象日数:通常27日〜月末日
翌々月支払いの対象日数:1日〜通常26日 - STEP ⑥STEP⑤のリボ手数料がSTEP④の支払月の翌月支払日に発生
- STEP ①今回の締切日(月末日)までに毎月の支払設定額(元金定額コース)+ 100円以上のカード利用をする
- STEP ②STEP①の確定日(10日)以降にリボ残高が100円以上〜1,099円以下になるように増額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ③支払日(基本は26日)にSTEP③の金額が支払われる
- STEP ④支払日翌日(基本は27日)からSTEP③で調整したリボ残高に対してリボ手数料が発生
翌月支払いの対象日数:通常27日〜月末日
翌々月支払いの対象日数:1日〜通常26日 - STEP ⑤STEP⑤のリボ手数料がSTEP④の支払月の翌々月支払日に発生
※翌月支払日のリボ手数料は1円未満のため発生しない
このように、リボ手数料を発生させたい月によって、調整するリボ残高が変わってくるので注意してください。
発生するコスト
リボ手数料の計算は100円単位で行われるため、100円以上のリボ残高が必要です。
リボ残高は100円以上1,000円以下となるため、発生するリボ手数料は1円〜12円となります。
リボ残高が100円の場合、リボ残高発生月の締切日翌日(1日)〜支払日(基本は26日)である約26日間の手数料1円が発生します。
1,000円の場合、リボ残高発生日(支払日の翌日27日)〜締切日(月末日)である数日間の手数料0〜2円(翌月に支払い)、締切日翌日(翌月1日)〜支払日(基本は翌月26日)である約26日間の手数料10円(翌々月に支払い)が発生します。
最大でも12円の差なので、カード利用金額を100円単位で調整するほどでもないでしょう。
カード支払額を減額申込する場合
減額時の元金定額コースの設定額は、通常利用時の金額よりも大きい金額にするようにしましょう。
カード利用枠まで金額を上げれば、リボ残高が発生することはありません。※利用枠をアップしない限り
減額申込を利用する場合は以下になります。
ログインし、減額申込を選択後、次回お支払い金額を選択します。
- STEP ①次の支払日翌日(基本は26日)〜締切日(月末日)までの日数を確認
0〜5日間のいずれか
- STEP ②毎月の支払設定額(元金定額コース)をカード利用枠分にし、締切日(月末日)までに10,000+X円以上のカード利用をする
STEP①の日数よってXは変化
5日間:500円 4日間:700円 3日間:900円 2日間:1,300円 1日間:2,500円 - STEP ③確定日(10日)以降にリボ残高がX円以上〜X+9,999円以下になるように減額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ④支払日(基本は26日)にSTEP③の金額が支払われる
- STEP ⑤支払日翌日(基本は27日)からSTEP③で調整したリボ残高に対してリボ手数料が発生
翌月支払いの対象日数:通常27日〜月末日
翌々月支払いの対象日数:1日〜通常26日 - STEP ⑥STEP⑤のリボ手数料がSTEP④の支払月の翌月支払日に発生
- STEP ①毎月の支払設定額(元金定額コース)をカード利用枠分にし、締切日(月末日)までに10,100円以上のカード利用をする
- STEP ②確定日(10日)以降にリボ残高が100円以上〜10,099円以下になるように減額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ③支払日(基本は26日)にSTEP③の金額が支払われる
- STEP ④支払日翌日(基本は27日)からSTEP③で調整したリボ残高に対してリボ手数料が発生
翌月支払いの対象日数:通常27日〜月末日
翌々月支払いの対象日数:1日〜通常26日 - STEP ⑤STEP⑤のリボ手数料がSTEP④の支払月の翌々月支払日に発生
※翌月支払日のリボ手数料は1円未満のため発生しない
減額申込は10,000円単位でしか減額できないためリボ残高の最大値は10,000円になります。
10,000円の場合、リボ残高発生日(支払日の翌日27日)〜締切日(月末日)である数日間の手数料8〜20円(翌月に支払い)、締切日翌日(翌月1日)〜支払日(基本は翌月26日)である約26日間の手数料106円(翌々月に支払い)が発生します。
このように、減額申込の方がリボ残高が多くなるため、増額申込よりも手数料が月100円程高くなります。
口座振込による繰上返済をする場合
口座振込で繰上返済をする場合、リボ残高に注意してください。
1日あたりの手数料は、リボ残高 × 15.0% ÷ 365日(366日)= リボ残高 × 約0.00041/日です。
カード支払日から振込完了日までの日数に対してリボ手数料が発生しますので、リボ残高が10万円だと1日あたり41円のリボ手数料が発生します。
支払い金額確定日から増額設定をしすることでリボ残高を減らすことで手数料を抑えることもできますが、それなら増額のみで対応する方が手間としては簡単です。
しっかり管理ができて、どうしても1円に抑えたいという方にはこちらの方が向いているかもしれません。
1日で1円発生させるためのリボ残高は2,500円以上です。
やることだけ教えて欲しい方
長々と説明しましたが、読むのも面倒くさいという方に向けて、条件達成の流れのみを解説します。
還元率0.5%UPを受けるための条件と注意点は以下になります。
↓10日支払いの方
『調整月の翌月』に還元率0.5%UPしたい場合
コストをなるべく抑えたい ➡︎ 増額申込 必要コスト13円〜28円
- STEP ①元金定額コース(毎月の支払設定額)を10,000円に設定
- STEP ②15日までに11,300円以上のカード利用をする
- STEP ③25日以降にリボ残高が1,300円以上〜2,299円以下になるように増額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ④支払日(基本は10日)にSTEP③で調整した金額が引き落とし
- STEP ⑤STEP④の支払日の翌月支払日にリボ手数料が発生
→翌月支払日の請求額に対して還元率0.5%UP
管理が面倒くさい ➡︎ 減額申込 必要コスト14円〜155円
- STEP ①毎月の支払設定額(元金定額コース)をカード利用枠分にする
- STEP ②15日までに11,300円以上のカード利用をする
- STEP ③25日以降にリボ残高が1,300円以上〜11,299円以下になるように減額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ④支払日(基本は10日)にSTEP③で調整した金額が引き落とし
- STEP ⑤STEP④の支払日の翌月支払日にリボ手数料が発生
→翌月支払日の請求額に対して還元率0.5%UP
『調整月の翌々月』に還元率0.5%UPしたい場合
コストをなるべく抑えたい ➡︎ 増額申込 必要コスト2円〜13円
- STEP ①元金定額コース(毎月の支払設定額)を10,000円に設定
- STEP ②15日までに10,200円以上のカード利用をする
- STEP ③25日以降にリボ残高が200円以上〜1,199円以下になるように増額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ④支払日(基本は10日)にSTEP③で調整した金額が引き落とし
- STEP ⑤STEP④の支払日の翌月支払日にリボ手数料が発生
→翌月支払日の請求額に対して還元率0.5%UP
管理が面倒くさい ➡︎ 減額申込 必要コスト2円〜127円
- STEP ①毎月の支払設定額(元金定額コース)をカード利用枠分にする
- STEP ②15日までに10,200円以上のカード利用をする
- STEP ③25日以降にリボ残高が200円以上〜10,199円以下になるように減額申込をする
※金額変更期限に注意
- STEP ④支払日(基本は10日)にSTEP③で調整した金額が引き落とし
- STEP ⑤STEP④の支払日の翌月支払日にリボ手数料が発生
→翌月支払日の請求額に対して還元率0.5%UP
↓26日支払いの方
『調整月の翌月』に還元率0.5%UPしたい場合
コストをなるべく抑えたい ➡︎ 増額申込 必要コスト24円〜42円
- STEP ①元金定額コース(毎月の支払設定額)を10,000円に設定
- STEP ②月末日までに12,500円以上のカード利用をする
※2月26日が土曜日の場合、3月請求分の還元率0.5%UPは不可能
- STEP ③翌月10日以降にリボ残高が2,500円以上〜3,499円以下になるように増額申込をする
※締切期限に注意
- STEP ④支払日(基本は26日)にSTEP③で調整した金額が引き落とし
- STEP ⑤STEP④の支払日の翌月支払日にリボ手数料が発生
→翌月支払日の請求額に対して還元率0.5%UP
管理が面倒くさい ➡︎ 減額申込 必要コスト14円〜157円
- STEP ①毎月の支払設定額(元金定額コース)をカード利用枠分にする
- STEP ②月末日までに12,500円以上のカード利用をする
※2月26日が土曜日の場合、3月請求分の還元率0.5%UPは不可能
- STEP ③翌月10日以降にリボ残高が2,500円以上〜12,499円以下になるように減額申込をする
※締切期限に注意
- STEP ④支払日(基本は26日)にSTEP③で調整した金額が引き落とし
- STEP ⑤STEP④の支払日の翌月支払日にリボ手数料が発生
→翌月支払日の請求額に対して還元率0.5%UP
『調整月の翌々月』に還元率0.5%UPしたい場合
コストをなるべく抑えたい ➡︎ 増額申込 必要コスト1円〜12円
- STEP ①元金定額コース(毎月の支払設定額)を10,000円に設定
- STEP ②月末日までに10,100円以上のカード利用をする
- STEP ③翌月10日以降にリボ残高が100円以上〜1,099円以下になるように増額申込をする
※締切期限に注意
- STEP ④支払日(基本は26日)にSTEP③で調整した金額が引き落とし
- STEP ⑤STEP④の支払日の翌々月支払日にリボ手数料が発生
→翌月支払日の請求額に対して還元率0.5%UP
管理が面倒くさい ➡︎ 減額申込 必要コスト2円〜126円
- STEP ①毎月の支払設定額(元金定額コース)をカード利用枠分にする
- STEP ②月末日までに10,100円以上のカード利用をする
- STEP ③翌月10日以降にリボ残高が100円以上〜10,099円以下になるように増額申込をする
※締切期限に注意
- STEP ④支払日(基本は26日)にSTEP③で調整した金額が引き落とし
- STEP ⑤STEP④の支払日の翌々月支払日にリボ手数料が発生
→翌月支払日の請求額に対して還元率0.5%UP
リボ残高調整 実際のやり方
ここでは、リボ残高を調整する実際の流れを解説していきます。
なお、手間削減のため、使用デバイスとしてはスマホアプリを用います。
①支払い予定明細の確認
目的:支払日翌日から発生するリボ残高予定額の確認
まず、明細書を見ることができるようになる金額確定日を確認します。
支払日 | 金額確定日 |
---|---|
10日 | 当月26日 |
26日 | 翌月10日 |
基本的には当日 or 翌日以降には確認できるようになっていると思われます。
そして、Vpassアプリを開き、次の流れで『リボ・分割払い・キャッシングのお支払い予定明細』を開きます。
1)Vpassアプリ内の『明細の印刷』を選択
2)『リボ・分割払いキャッシングのお支払い予定明細』を選択
以下のような明細が確認できると思われます。
ここでは、以下の情報が重要になってきます。
①前回お支払い後元金残高 | 前月の支払月で発生したリボ残高 |
今回お支払額(※3) | 今月の支払月で支払う予定金額 |
今回お支払い後元金残高 (①+②-③-④) | 今月の支払日翌日から発生するリボ残高 ➡︎ これを変更する! |
今回お支払い後元金残高(①+②-③-④)が今月の支払日から発生するリボ残高なので、こちらを調整するために、支払い金額の変更を行います。
画像の例では、①前回お支払い後元金残高は無し、今月60,100円利用し、5,000円の定額コースにしているので、今回お支払額(※3)が5,000円、今回お支払い後元金残高(①+②-③-④)が、60,100円-5,000円=55,100円となっています。
②支払い金額の変更
①で確認した、今月のリボ残高を目標とする金額に変更していきます。
リボ手数料が計算される対象日数による必要リボ残高は以下になります。
対象日数 | 1円以上発生する 必要リボ残高 |
---|---|
1日 | 2,500円 |
2日 | 1,300円 |
3日 | 900円 |
4日 | 700円 |
5日 | 500円 |
23日 | 200円 |
25, 26日 | 100円 |
金額の変更は次のような流れで行います。
1)Vpassアプリの対象月の『お支払い額変更』を選択
※申込期限に注意
2)マイ・ペイすリボ設定金額の変更の『お申し込み』を選択
3)今回お支払い後元金残高(①+②-③-④)に応じて、変更方法を選択
・今回お支払い後元金残高が必要金額より多い ➡︎『増額を申し込む』
・今回お支払い後元金残高が必要金額より少ない ➡︎『減額を申し込む』
①の金額を例に取ると、変更前の今回お支払い後元金残高(①+②-③-④)が55,100円、100円に変更したいので、『増額を申し込む』を選択します。
4)「次回お支払い金額〜」を選択
5)増額:一部追加して支払う, 減額:減額する金額を入力
※増額:1,000円単位、減額:1万円単位で変更が可能
※100円以下は切り捨てとなる 例)100円にしたい場合、100〜199円で設定変更
①の金額を例に取ると、変更前の今回お支払い後元金残高(①+②-③-④)が55,100円だったため、100円に変更したければ、55,000円を入力します。
確認して、申し込みをすれば完了です。
③変更後の明細確認
変更から数日すると、リボ・分割払い・キャッシングのお支払い予定明細に反映されています。
今回お支払い後元金残高(①+②-③-④)が希望金額に変更されていれば終了です。
慣れれば数分で終わる作業なので、ぜひチャレンジしてみてください。