会員ステージの最高ランクである『ダイヤモンドステージ』になることで、普通預金金利が税引前0.4%、振込手数料が月10回まで無料で利用することができます。
また、現金がもらえるキャッシュプレゼントプログラムもありますが、2024年8月から改悪が入り、毎月最大110円、年間1,320円の特典付与なっています。
しかし、需要が高い『振込手数料無料回数』が月10回無料の特典だけでも、口座開設の価値はあると思います。
この記事では、
これらについて解説をしていきます。
ステップアッププログラム

SBI新生銀行には5つのステージが存在します。
ステージの違いとして、キャッシュプレゼントプログラム以外では『他行振込無料回数』と『普通預金金利』が大きく異なってきます。
その他では、外貨チャージや海外送金及びその受取にかかる手数料が安くなるような特典のため、あまり活用機会は少ないかもしれません。
各ステージの他行振込無料回数は以下になります。
ステージ | 税引前 預金金利 | 回数/月 |
---|---|---|
スタンダード | 0.11% | 1回 |
シルバー | 3回 | |
ゴールド | 5回 | |
プラチナ | 10回 | |
ダイヤモンド | 0.30% | 10回 |
ダイヤモンドであれば、普通預金金利が税引前0.40%になります。
利上げに伴い、2025年3月3日から税引前0.30%→0.40%に引き上げされることになりました。※公式サイト
また、他行振込手数料が月10回まで無料になります。
1回の被振込で20Pもらえる『住信SBIネット銀行のNEOBANK』のポイントサービスを活用したい方にはおすすめです。
ポイントサービスが充実してるNEOBANKに関しては、こちらで 詳しく解説しています。
ステージの判定条件
ダイヤモンド

ダイヤモンドになるための達成条件は以下になります。
SBI証券口座をお持ちであれば、『口座振替契約』 or 『SBI新生コネクトの設定』のどちらかをすることで、簡単にダイヤモンドになることが可能です。
『口座振替契約』とは、SBI新生銀行とSBI証券の口座間で即時に資金移動できる『リアルタイム入金』が利用可能になるサービスです。
また、『SBI新生コネクト』とは、SBI新生銀行の円普通預金口座とSBI証券の証券総合口座を連携させることです。
似たようなサービスになりますが、両者の主な違いは以下になります。
サービス | SBI新生銀行→ SBI証券の入出金 | SBIハイブリッド 預金の設定 |
---|---|---|
口座振替契約 | 手動 | 可能 |
SBI新生コネクト | 自動 | 不可 |
SBI新生銀行 → SBI証券の入出金が、SBI新生コネクトであれば自動で行われます。
一方で、口座振替契約であれば、住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金の設定をすることができます。
SBIハイブリッド預金の設定によるメリットは以下になります。
スマプロランクとは、住信SBIネット銀行のランクプログラムとなっており、ランクが上がることにATM利用手数料・他行振込手数料の無料回数が増えていきます。※通常支店、特定のNEOBANK支店のみ
また、ハイブリッド預金口座の残高をSBI証券の買付余力として利用可能になるため、頻繁に金融商品を購入する方やIPO抽選などを行う方はハイブリッド預金の設定が可能な口座振替契約がおすすめです。
それぞれの設定方法は、公式サイトで解説されているので参考にしてください。
設定方法:口座振替契約 / SBI新生コネクト
SBI証券は三井住友カードのクレカ積立等でも活用できるので、メイン証券口座としての利用価値はあります。
SBI証券に関しては、こちらで詳しく解説しています。
また、28歳以下限定でダイヤモンドになれる『U28 Zero世代』というサービスも展開しています。
SBI証券口座を持っていなくても、ダイヤモンド特典を受けられるのおすすめです。
その他のステージ
容易に達成できてもシルバーがいいところになります。
その割に、ダイヤモンド以外ではシルバーからゴールドにさほどステージの違いはないので、なるべくダイヤモンドを目指すことをお勧めします。
ランク反映のスケジュール

口座振替契約の設定状況とランク反映のスケジュールは以下の通りです。
口座振替契約を 設定した月 | ランクの反映月 |
---|---|
9月 | 11月 |
10月 | 12月 |
11月 | 1月 |
当月のランクは、『2ヶ月前の条件達成状況』が反映します。
SBI新生コネクトを利用していた方は、口座振替契約は自動で行われているため、コネクトの契約を解除してもダイヤモンドは継続することが可能です。
ステージの判定時期
SBI新生コネクトの判定 | 毎月月末営業日の15時 |
ランクアップ適用時期 | 達成月の2ヶ月後の1日から |
ステージランクは月末時点での状況によって決定しますが、SBI新生コネクトは月末営業日の15時時点での設定状況で判断されるため注意してください。
SBIハイブリッド口座の休止からSBI新生コネクトの登録には、営業日で2〜3日の時間を要するので、設定変更する方は早めに取り掛かりましょう。
また、口座振替契約 or SBI新生コネクトを設定しても、設定した月の2ヶ月後から初めてダイヤモンドにはなることができます。
キャッシュプレゼントプログラム

キャッシュプレゼントプログラムは、条件を達成することで毎月現金がキャッシュバックされる常設キャンペーンです。
アプリから毎月エントリーが必要なので、忘れないようにしましょう。
キャッシュバックの金額がステージによって異なり、最高ランクである『ダイヤモンド』以外だと、キャッシュバック額が少なくなります。
そのため、これを取り組む場合はダイヤモンドを目指すことをおすすめします。
ダイヤモンドになる方法はこちらで解説します。
キャッシュバックの条件

キャッシュバックを受けるための条件は以下になります。
対象取引 | 条件 |
---|---|
①他行からの振込入金 | 1回1万円以上 ※月5回までが対象 |
②口座振替 | 月1件のみ対象 |
③外貨積立 | 1万円毎に10万円まで |
外貨積立のキャッシュバック条件は制限が厳しいため、スルーした方が良いでしょう。
そのため、①他行から1万円以上の振込入金と②口座振替のキャッシュバックを狙う流れとなります。
ステージ毎のキャッシュバック額

振込入金と口座振替の条件を達成した場合、ステージ毎のキャッシュバック額は以下のようになります。
ステージ | 振込入金 | 口座振替 | 外貨積立 |
---|---|---|---|
ダイヤモンド | 20円/回 100円/月 | 10円 | 100円/1万円 1,000円/月 |
プラチナ ゴールド シルバー | 10円/回 50円/月 | 3円 | 30円/1万円 300円/月 |
スタンダード | 3円/回 15円/月 | 1円 | 10円/1万円 100円/月 |
条件を達成することで、ダイヤモンドであれば毎月最大110円、年間最大1,320円がキャッシュバックされるようになります。
条件達成方法
他行からの『振込入金』は1万円以上の振込を月5回すればよいので、他行振込無料回数の多い口座から毎月入金すれば条件クリアとなります。
他行振込無料回数の多い銀行は以下になります。
銀行 | 無料回数 | 自動振込 |
---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 最大5回/月 | ![]() |
三井住友銀行 Olive | 3回/月 | ![]() ※月2回まで |
auじぶん銀行 | 最大15回/月 | ❌ |
この中で、おすすめが自動入金機能がある『住信SBIネット銀行』です。
特にNEOBANK支店の『V NEOBANK』と『第一生命NEOBANK』は、ポイントサービスが充実しており、条件達成によって毎月最大700P以上獲得することができます。
そして、その条件の1つに他行からの振込(最大25件)があるのですが、これがSBI新生銀行の月10回まで他行振込手数料無料のサービスを活用することができます。
各銀行の詳細はこちらで解説しています。
『口座振替』はダイヤモンドランクでも1回10円なので、金額不足にならないよう管理できるのであればやってもいいかと思います。
もしくは使っていないクレカの利用実績稼ぎとして、1円利用の振替口座として登録するのもありです。
外貨積立は最低でも6ヶ月の預入期間が設定されています。6ヶ月ものの金利が税引前年6.00%です。
即売りはできないので、特典狙いの方はスルーになります。
口座のお得な作り方
ウェルカムプログラム

SBI新生銀行は新規口座開設者に向けて、最大31,000円がもらえる「ウェルカムプログラム」というキャンペーンを実施しています。
キャンペーン期間 | 終了日未定 |
エントリー有無 | あり |
キャッシュバック額 | 最大31,000円 |
特典内容 | ①新規口座開設 ➡︎ 1,500円 ②SBI新生コネクトの設定 & 1回3万円以上の入金 ➡︎ 3,000円 ③1回3万円以上の給与振込 ➡︎ 5,000円 ④SBI証券との1,000米ドル入出金 ➡︎ 1,500円 ⑤スタートアップ円定期預金の設定 ➡︎ 最大10,000円 ⑥米ドル定期預金 ➡︎ 最大10,000円 |
条件達成期間 | 口座開設月を含む3ヵ月目の末日まで ※全て共通 |
付与時期 | 開設後6ヶ月後の末日まで |
定期預金は資金力が必要になるため、無理してやらなくて良いと思います。
それ以外の特典だけでも、11,000円もらえるかなりお得なキャンペーンになっています。
『SBI証券との1,000米ドル入出金』はSBI証券の為替手数料が無料なので、「SBI証券で円を1,000ドルに換算 → SBI新生銀行に入金 → SBI証券へ出金 → 1,000ドルを円に換算」する方法が最もコストを抑えることができます。
通貨変動リスクはありますが、一連の流れを短時間で行えば、1500円以上のコストはかかりません。
キャンペーン自体に実施期間は存在しない常設キャンペーンとなっていますが、急遽中止する場合もあるようです。
プログラム参加条件として、エントリーが必須となります。忘れないようにしましょう。
ポイントサイト利用時の注意点
SBI新生銀行の口座開設にはポイントサイト案件も存在し、約1,500円程度となっています。
しかし、ウェルカムプログラムの注意事項にも記載があるように、本家キャンペーンとポイントサイトの併用はできません。
実際に、ポイントサイトのURLから入ると、その旨についてのページに入ります。
そのため、よりお得度の高いウェルカムプログラムを達成するようにしましょう。
個人的な経験ですが、同意ページにて同意せず、本家サイトから口座開設を行なった場合でもポイントサイト経由として扱われる可能性があります。
おそらく、Cookieの情報が残っていたためと思われますが、1度ポイントサイトのURLに入った場合はCookieを削除することをおすすめします。