三井住友フィナンシャルグループのOliveアカウントの作成には、クレジットカードであるOliveフレキシブルペイの作成が必要になります。
年会費無料で作ることができますが、大したメリットも無いままクレジットカードを作ることに抵抗がある方もいるでしょう。
結論から言うと、Oliveの特典に満足できる方は作るべきであると考えます。
この記事では、
これらについてわかりやすく解説していきます。
Oliveフレキシブルペイの性能
![](https://www.smbc.co.jp/kojin/olive/assets/images/onecard-card-normal.webp)
Oliveフレキシブルペイの種類は従来通り3種類になっています。
種類 | ノーマル![]() | ゴールド![]() | プラチナ プリファード ![]() |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 5,500円 条件付無料 | 33,000円 |
ブランド | Visa | ||
ポイント 還元率※ | 0.5% | 0.5〜1.5% | 1〜2% |
100万円 利用特典 | ❌ | ![]() | ![]() |
クレカ積立 還元率 | 0.5% | 1% | 5% |
引落口座 | Oliveアカウント口座 |
基本的な性能は既存の三井住友カードNLと同じになっています。
ゴールドカードは、100万円利用で翌年度以降の年会費が永年無料と、年間100万円以上利用で10,000P付与される年間特典が付いてきます。
プラチナプリファードは、通常還元率が1.0%、100万円利用毎に10,000ポイント付与される特典とクレカ積立の還元率が5.0%は同等です。※24年11月以降は最大3.0%
年間100万円利用特典は三井住友カードNLと併用可能ですが、クレカ積立は1枚のカードでしか使用できません。
プラチナプリファードの場合、NL(ナンバーレス)は新規入会特典として条件達成で40,000Pもらえるため、NLのプラチナプリファードの方がお得になります。※厳密には通常プラチナプリファードはNLでカテゴライズされていません。
また、細かい部分で両者に違いがあるので、後ほど述べていきます。
Oliveフレキシブルペイの価値
Oliveフレキシブルペイの作成メリット
既存カード保有者にとって、Oliveフレキシブルペイの作成メリットは以下になります。
Oliveアカウントを作成するためには、Oliveフレキシブルペイの発行はマストになります。
Oliveの選べる特典では毎月200Vポイントがもらえるので、そちらを目的に発行するのも1つです。
年間100万円利用によるポイント特典はカード毎で付与
ゴールド及びプラチナプリファードには、どちらのカードも100万円毎の年間利用金額に対して1.0%のVポイントが付与される特典があります。※付与上限:ゴールド10,000P、プラチナ40,000P
これにより、実質的なポイント還元率を+1.0%にすることができます。
この特典は、三井住友カードNL、Oliveフレキシブルペイカードの各カードが対象となっているため、各カードで100万円を利用すれば合計20,000Vポイントが付与されます。
年間200万円以上を利用する人にとっては、ゴールドカード2枚持ちは有効的な使い方になります。
Oliveフレキシブルペイのデメリット
しかし、Oliveフレキシブルペイカード特有のデメリットがあります。
これらのデメリットはNLにはありません。NLよりもOliveの方が使いにくい要因となっています。
発行ブランドがVisaのみ
既存の三井住友カードNLはVisaとMastercardを選択することができますが、OliveフレキシブルペイはVisaのみとなっています。
使用面において、Mastercardブランドの方が1枚上手です。※通常プラチナプリファードもVisaのみ
三井住友カードは、MastercardであればJAL PAYへのチャージが可能であるため、ANA PayやWAONへさらにチャージ利用することができます。
Visaの場合、現状使い勝手が悪く、JAL PayやANA Payにチャージする手段がありません。
決済ルートに関しては、こちらで詳しく解説しています。
![](https://small-hack.com/wp-content/uploads/2023/02/Open-Peeps-Sitting-e1676443912157.png)
リボ特典を活用すれば、様々な特典を受けることができます。下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
引き落とし口座はOliveアカウント設定口座のみ
Oliveフレキシブルペイカードの引き落とし口座は、Oliveアカウントに設定しているSMBCの銀行口座に限定されます。
メイン口座をこれにしている人は問題ありませんが、そうでない人にとってはお金の管理がやや面倒になります。
さらに、SMBCの口座は預金金利が税引前0.001%なので、メイン口座としての使用はおすすめできません。
預金金利が税引前最大0.23%のauじぶん銀行と比較すると、年間100万円預金時の利息差は2,290円になり、意外と侮れません。
auじぶん銀行はATM利用と他行振込の手数料無料回数が月最大15回まであり、使用面でも優秀です。
auじぶん銀行については、こちらの記事で解説しています。
iD利用時はデビットモードで固定される
OliveフレキシブルペイカードはiDの支払い設定がデビットモードで固定されるため、ID利用時はデビットカードとして支払われます。
デビットカード支払い分はクレジットカード年間利用実績に入るようになりましたが、2024年4月からデビットモード支払い分はポイント還元の対象外になります。※公式サイト
一方で、Visaタッチであればクレジットモードが適用されます。
自由に選択できる支払い方法を特徴としてあげているのにも関わらず、一部固定されてしまうのは改善してほしいところです。
![](https://small-hack.com/wp-content/uploads/2023/02/Open-Peeps-Sitting-e1676443912157.png)
Visaタッチ決済は未だ非対応の店があるので、iDの方が利便性は高いと思います。
この対策としては、他社のプリペイドカードにチャージして使用することで支払い方法を増やすことができます。
ただし、注意点として、同じ三井住友カード発行のプリペイドカードであるANA PayやTOYOTA walletへのチャージ利用分は、クレジットカード側のポイント還元の対象外となってしまいます。
ANA Payに関しては、こちらで詳しく解説しています。
Oliveアカウントの作成価値
![](https://small-hack.com/wp-content/uploads/2023/03/morning-gdd46f014f_640.jpg)
ここまでOliveのメリットとデメリットを解説していきました。
前述しましたが、Oliveアカウントを作るにはOliveフレキシブルペイカードを作成する必要があります。
クレジットカードを必要以上に増やしたくない方にはやや抵抗があると思いますので、作成すべきか個人的な判断基準をまとめました。
Oliveフレキシブルペイのメリットとデメリット
まずはメリットとデメリットのおさらいです。
これらとクレカ作成を天秤にかけて、どちらが良いか判断してください。
Oliveアカウントの特典については、こちらで丁寧に解説しています。
作成の判断基準
悩ましい方に向けて、ここではアカウントの作成およびカードランクをどうするべきかパターンに分けて述べていきます。※プラチナプリファードは年会費がかかるため、ここでは除外
① そもそもOliveの特典にメリットを感じない人
➡︎ 作成しない一択です。
② クレジットカード作成に抵抗がある人
➡︎ 受けられるメリットがそこまで大きくないと思われるので作成しなくていいでしょう。
③ クレジットカードを作っても良い
➡︎ 三井住友カード(NL)ゴールドを持っていない or 持っている
三井住友カード(NL)ゴールドを持っていない人
この場合、『ゴールドカードもしくは2%還元のクレジットカードが欲しいか』によります。
① ゴールドカード or 2%還元のクレジットカードはいらない
➡︎ 年会費無料のOliveフレキシブルペイ 『ノーマル』をおすすめします。
興味がある人は、『年会費無料と還元率を上げるために年間100万円利用が必要』になります。
② 年間100万円利用ができない人
➡︎ 年会費無料のOliveフレキシブルペイ 『ノーマル』をおすすめします。
年間100万円利用できる場合、『Oliveゴールドを作成するか、ゴールドNLを作成するか』の2択になります。
③ 面倒くさいことは嫌な人
➡︎ Oliveフレキシブルペイ 『ゴールド』をおすすめします。
④ お得に作成したいと言う人
➡︎ 三井住友カードゴールド(NL)の作成をおすすめします。
三井住友カードゴールド(NL)を作成することのメリットは、
①ポイントサイトに案件があること(最大約9,000円)
②Mastercardをできること
③iD決済もポイント還元されること
が挙げられます。
欠点としては、ポイントサイトの案件が高額になるタイミングがわからない点です。
急ぎ欲しい方は、Oliveゴールドの作成をおすすめします。
三井住友カードゴールド(NL)を持っている人
Oliveゴールドは年会費が初年度無料特典が終了したため、作成しようとすると初年度年会費5,500円がかかってきます。
Oliveゴールドを作成するメリットとしては、年間100万円特典をもう一枠増やすことができます。
そのため、年間200万円まで1.5%のクレカ決済をすることが可能です。
ノーマルを選択するメリット、デメリットもないので、好きな方で良いかと思います。
フレキシブルペイのキャンペーン
現在、特にキャンペーンは開催されていません。