マネックス証券は『マネックスカード』を使ったクレカ積立ができます。
クレカ積立利用時のポイント還元率は、どちらのカードも0.73〜1.1%になります。
マネックスカード以外にも、『dカード』でクレカ積立をすることができるようになりました。
本記事では、
これらについて詳しく解説していきたいと思います。
dカードのクレカ積立に関しては、こちらで詳しく解説しています。
クレカ積立ができる会社
証券会社 | クレカ | 積立額 月間上限 | 還元率 |
---|---|---|---|
SBI | 三井住友 or JCB | 10万円 | 0.5〜3.0% |
楽天 | 楽天 | 15万円※ | 0.5〜1.0% |
三菱UFJ eスマート | au PAY or 三菱UFJ | 10万円 | 0.5 or 1.0% |
マネックス | マネックス | 10万円 | 0.73〜1.1% |
d | 10万円 | 0.73〜3.1% | |
大和 コネクト | セゾン/UC | 10万円 | 0.1〜1.0% |
松井 | JCB | 10万円 | 0.5 or 1.0% |
全体的なポイント還元率は0.1%〜3.1%となっており、カード会社によって異なってきます。
マネックスカード×マネックス証券は積立金額に応じて変わり、5万円積立時は還元率1.1%、10万円積立時は実質0.73%に少し下がる仕様になっています。
月10万円積立時のポイント付与数の目安は以下になります。
還元率 | 月間 付与数 | 年間 付与数 |
---|---|---|
0.1% | 100円 | 1,200円 |
0.5% | 500円 | 6,000円 |
1.0% | 1,000円 | 12,000円 |
3.0% | 3,000円 | 36,000円 |
各証券会社とクレカ積立に関しては、こちらで解説しています。





マネックスカードのクレカ積立の特徴

毎月積立可能金額 | 1,000円〜10万円 |
ポイント還元率 | 0.73〜1.1% |
還元ポイント | マネックスポイント |
設定期限 | 毎月8日の前営業日 ※8日が非営業日場合は前営業日 |
買付日 | 毎月20日の3営業日前 |
ポイント付与日 | 翌月11日頃 |
投資信託 ファンド数 ※積立可能のみ | 1,600以上 |
ポイント目的の 即売り | ![]() |
その他特典 | 投資信託ポイントプログラム |
クレカ積立によるポイント還元率は、積立金額に応じて0.73〜1.1%と変化します。
基本的に積立が可能であるファンドであれば、クレカ積立の対象となりますが、債券ファンドを中心にクレカ積立対象外のファンドが存在します。※公式サイト:一部ファンドの新規申込停止のお知らせ
また、投資信託の保有残高に応じてポイントが付与される『投信保有ポイント』のサービスも存在しています。
積立設定期限
マネックスカードを利用したクレカ積立の設定期限は『毎月8日の前営業日まで』となっています。
営業日が関係なければ、毎月7日が積立設定期限なのですが、土日・祝日が入ると月によって異なってきます。
2025年6月以降の積立設定期限が以下になります。
積立月 | 積立設定期限 |
---|---|
6月 | 6月6日(金) |
7月 | 7月7日(月) |
8月 | 8月6日(水) |
9月 | 9月5日(金) |
10月 | 10月7日(火) |
11月 | 11月6日(木) |
12月 | 12月5日(金) |
このように、2025年は7月と10月以外は7日以前が期限となっているので注意してください。
買付日と売却可能日
マネックスカードを利用したクレカ積立の買付日は『毎月20日の3営業日前』となっています。
そして、買付日の翌営業日以降から売却することができます。
営業日が関係なければ、買付日が毎月17日、売却可能日が毎月18日なのですが、土日・祝日が入ると月によって異なってきます。
2025年6月以降の買付日と売却可能日が以下になります。
積立月 | 買付日 | 売却可能日 |
---|---|---|
6月 | 6月17日(火) | 6月18日(水) |
7月 | 7月16日(水) | 7月17日(木) |
8月 | 8月15日(金) | 8月18日(月) |
9月 | 9月17日(水) | 9月18日(木) |
10月 | 10月15日(水) | 10月16日(木) |
11月 | 11月17日(月) | 11月18日(火) |
12月 | 12月17日(水) | 12月18日(木) |
2025年は7月と10月以外は通常通りの毎月18日が売却可能日となります。
マネックスカードの基本性能

年会費 | 無料 ※年間1回以上の利用 |
ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 基本:1.0% クレカ積立時:0.73〜1.1% |
付与ポイント | マネックスポイント |
ポイント有効期限 | 獲得日から翌々年3月31日 |
保有特典 | マネックス証券の 即時出金サービスが月5回無料 |
マネックスカードは年会費無料のクレジットカードです。
ただし、1年間で1回もカード利用が無い場合は550円の年会費が発生します。
カード利用としてはクレカ積立分も対象なので、積立している内は年会費無料で所有することができます。
また、通常利用時の基本還元率も1.0%となっています。
付与ポイントは会社独自のポイントである『マネックスポイント』であり、様々な他社ポイントに交換できる点も優秀です。
カードを作成するためには、マネックス証券口座の所有が必要条件である点は注意してください。
クレカ積立時のポイント還元率
マネックスカードは積立額に応じた還元率が設定されています。
積立額5万円までは一律1.1%、それ以降の積立額に関しては還元率が0.6% or 0.2%に低下します。※公式サイト
積立金額 | ポイント 還元率 | 月間付与数 |
---|---|---|
〜5万円 | 1.1% | 550P |
5〜7万円 | 0.6% | 120P |
7〜10万円 | 0.2% | 60P |
積立金額に応じた、実質の還元率は以下のようになります。
積立金額 | ポイント 実質還元率 | 月間付与数 |
---|---|---|
〜5万円 | 1.1% | 550P |
6万円 | 1.017% | 610P |
7万円 | 0.957% | 670P |
8万円 | 0.863% | 690P |
9万円 | 0.789% | 710P |
10万円 | 0.73% | 730P |
月の積立金額が62,000円までであれば、ポイント還元率は1.0%以上になります。
それ以上の金額になる場合、ポイント還元率は0.72%〜0.997%に低下しますが、付与ポイント数は増加します。
クレカ積立をマイナスコストとして捉えなければ、付与ポイント数が多い月10万円積立をする方が良いでしょう。
逆に、月10万円の積立によってマイナスコストになるリスクが上がると捉え、付与ポイント数が見合わないと考えるならば、ご自身が許容できる範囲で積立しましょう。
マネックスポイントの使い道

使い道 | 詳細 |
---|---|
投資に利用 | ・投資信託の買付 ・株式手数料に充当 ・Coincheck暗号資産に交換 |
他社ポイントに交換 | ・dポイント ・Vポイント ・Pontaポイント ・WAONポイント※電子マネー ・nanacoポイント ・Amazonギフトカード ・ANAマイル ・JALマイル |
寄付に利用 | ー |
マネックスポイントは他社ポイントの交換先が豊富であるため、使用汎用性が高いことがメリットです。
基本的には1ポイント=1ポイントの交換となっており、交換による損失はありません。
dポイントに交換 最大110%

最もおすすめな使い道は、交換増量キャンペーン中の『dポイント』への交換です。
交換増量キャンペーン中に『マネックスポイント → dポイント』へ交換することで、交換分+10%の期間限定dポイントが付与されていました。
しかし、2024年11月1日のキャンペーン以降、マネックスポイントは交換増量の対象ポイントに入っていません。
恐らく、2024年9月27日からマネックス証券でdポイントが使用できるようになったことが影響していると思われます。
今後も増量対象になる可能性は低いと個人的には思っています。
dポイント交換増量キャンペーンに関しては、こちらで詳しく解説しています。
ANAマイルに交換 最大70%

マネックスポイントをマイルへ直接交換することはおすすめしません。
他のポイントは等価で交換できるにも関わらず、ANAマイルとJALマイルへの交換は1ポイント=0.25マイル(交換レート25%)とかなり悪い交換効率になっています。
手間や必要カードが増えますが、様々なポイントを介することで、最大70%まで交換レートを上げることが可能です。
50%までは簡単にできるので、ぜひ検討してみてほしいと思います。
『マネックスポイント → ANAマイル』への交換ルートが以下になります。
ANAマイル 交換レート50%
モバイルVカードさえ持っていれば、50%の交換レートで交換可能です。
交換ポイント | 必要カード | 交換レート | 付与日数 |
---|---|---|---|
マネックスP![]() ⬇︎ | ー | ー | ー |
Vポイント![]() ⬇︎ | モバイルVカード | 100% | 即時 |
ANAマイル![]() | ー | 50% | 2〜3日 |
ANAマイル 交換レート60%
ANAマイルへの交換レートが60%になる方法は2つあります。
1つ目は、モバイルVカード / JQカードセゾンを持っていれば、以下のルートが利用可能です。
交換ポイント | 必要カード | 交換レート | 付与日数 |
---|---|---|---|
マネックスP![]() ⬇︎ | ー | ー | ー |
Vポイント![]() ⬇︎ | モバイルVカード | 100% | 即時 |
JRキューポ![]() ⬇︎ | JQカード | 100% | 2〜4日 |
永久不滅 ポイント ![]() ⬇︎ | JQカード セゾン | 100% | 2〜3日 |
ANAマイル![]() | ー | 60% | 3~4週間 |
こちらは必要カードが少ないですが、マイルへの交換までに少し時間がかかります。
2つ目は、モバイルVカード / JQカードエポス / エポスゴールドを持っていれば、以下のルートが利用可能です。
このルートは1つ目のルートよりも、短い期間でマイルに交換することが可能です。
なお、JQカードエポスと通常エポスカードは1人で2枚所有することができないため、ファミリーカードとしてどちらかを登録する必要があります。
交換ポイント | 必要カード | 交換レート | 付与日数 |
---|---|---|---|
マネックスP![]() ⬇︎ | ー | ー | ー |
Vポイント![]() ⬇︎ | モバイルVカード | 100% | 即時 |
JRキューポ![]() ⬇︎ | JQカード | 100% | 2〜4日 |
エポスポイント![]() ⬇︎ | JQカード エポス | 100% | 2〜3日 |
ANAマイル![]() | エポス ゴールド or プラチナ※ | 60% | 2〜3日 |
ANAマイル 交換レート70%
最後に、交換レート70%の交換方法です。
こちらは、モバイルVカード / JQカードセゾン / ANAみずほマイレージクラブカードが必要になります。
交換ポイント | 必要カード | 交換レート | 付与日数 |
---|---|---|---|
マネックスP![]() ⬇︎ | ー | ー | ー |
Vポイント![]() ⬇︎ | モバイルVカード | 100% | 即時 |
JRキューポ![]() ⬇︎ | JQカード | 100% | 2〜4日 |
永久不滅 ポイント ![]() ⬇︎ | JQカード セゾン | 100% | 2〜3日 |
ANAマイル![]() | ANAみずほ マイレージ クラブカード | 70% | 3~8週間 |
JALマイルに交換 最大60%

JALマイルの交換は『Pontaポイント』への交換が最も効率的です。
さらに、年に数回行っているマイル増量キャンペーン中に交換すれば、60%のレートで交換することが可能となります。
交換ポイント | 必要カード | 交換レート | 付与日数 |
---|---|---|---|
マネックスP![]() ⬇︎ | ー | 100% | ー |
Pontaポイント![]() ⬇︎ | Ponta会員ID | 100% | 即時 |
JALマイル![]() | ー | 60% | 1週間 |
WAON POINに交換 150%

交換ポイント | 必要カード | 交換レート | 付与日数 |
---|---|---|---|
マネックスP![]() ⬇︎ | ー | ー | ー |
Vポイント![]() ⬇︎ | モバイルVカード | 100% | 即時 |
WAON POINT![]() | WAON POINTカード | 100% | 即時 |
『マネックスポイント → Vポイント → WAON POINT』に交換することができます。
WAON POINTは、毎月20日にウエルシアで利用することでポイント価値が+50%になる『1P=1.5円』で利用することができます。
例えば、1,500円の買い物をした場合、1,000ポイントの支払いで購入することが可能です。
割引率としては、33%オフで買い物できるようになります。
注意点として、マネックスポイントから直接交換することができる『WAONポイント』は、ウエル活で使用することはできません。
ウエル活で利用することができるポイントは『WAON POINT』になります。※公式サイト
Vポイント → WAONポイントへの交換は、毎月30,000Pまでの上限が存在するので注意してください。
マネックスカード積立のメリット
マネックス証券では、マネックスカード以外にも『dカード』で積立することができます。
マネックスカードとdカードの主な違いが以下になります。
マネックス![]() | dカード![]() | |
---|---|---|
還元ポイント | マネックスポイント | dポイント |
ポイント還元率 | 0.73〜1.1% | 0.73〜3.1% |
他社ポイント 交換先 | 8以上 | 1 |
NISA口座の 利用特典 | なし | 還元率アップ |
ポイント還元率としては『dカード』の方が優位です。
しかし、マネックスカードよりも高いポイント還元率を実現するためには、ゴールドランク以上、NISA口座での積立、月間カード利用額※PLATINUM限定といった条件の達成が必要です。
少なくとも年会費が発生するゴールドカード以上が必要になります。
一方で、他社ポイントへの交換といったポイント汎用性では『マネックスカード』の方が優位になります。
航空マイル利用者やウエル活ユーザーであれば、マネックスポイントの方が有効活用することが可能です。
dポイントを利用する機会が少ない方は、マネックスカードの方がおすすめです。
dカードのクレカ積立に関しては、こちらで解説しています。
マネックス証券の活用方法
投信保有ポイント
マネックス証券には、投資信託の保有残高に応じてポイントがもらえる『投信保有ポイント』が存在します。
マネックス証券のポイント付与率はファンドによって異なります。
運用コストが安い『eMAXIS Slimシリーズ』や他の人気銘柄の多くは指定銘柄 or その他になっています。
eMAXIS Slim シリーズ | ポイント加算率(年率) | 100万円保有時 付与ポイント数 |
---|---|---|
オールカントリー | 0.0175% | 175円/年 |
S&P500 | 0.0254% | 254円/年 |
先進国株式 (除く日本) | 0.03% | 300円/年 |
日経平均 | 0.03% | 300円/年 |
※隠れコストは未考慮
ポイント付与率としては、他社とそこまで大差はありません。
マネックス証券のお得な作り方
マネックスカード
マネックスカードを作るには、マネックス証券口座を所有していることが必要です。
単体でのポイントサイト案件は存在しません。
マネックス証券
マネックス証券口座の新規開設はポイントサイト案件が存在します。
付与条件としては、新規口座開設と1回以上の日本株 or 投資信託の買付取引が必要です。
投資信託を100円分購入すれば条件達成となります。