高いポイント還元率を持つエポスカードにはお馴染みのエポスカードとJQ CARDエポスが存在します。
JQ CARDエポスは、JR九州グループのクレジットカードであるJQカードとエポスカードが提携したクレジットカードです。
話には聞いたことあるけど、通常エポスカードとの違いや、何がお得なのかよくわからないという方もいらっしゃると思います。
この記事では、
これらに関して、わかりやすく解説をしていきます。
JQ CARDエポスの基本性能
まずは、JQ CARDエポスのカード性能が以下になります。
ノーマル | ゴールド | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 5,000円 ※条件達成で永年無料 |
カード ブランド | Visa | |
付与 ポイント | JRキューポ | |
ポイント 還元率 | 0.5% | 0.5%〜2.6% |
ポイント 特典 | ー | 選べるポイントUP +1.0% 年間利用ボーナス 最大+1.0% ファミリーボーナス 最大+0.1% |
カード積立 還元率 | 0.1~0.5% | |
ポイント 有効期限 | 2年 |
JQ CARDエポスは、付与ポイントが『JRキューポ』であること、JR九州に特化した特典が多く付帯します。
以下で詳しく解説していきます。(特典は各JQカードで共通)
アミュプラザ、駅ビル利用で割引
アミュプラザやJR九州の駅ビルの店舗において、カード利用による割引(3%〜10%)が期間限定で行われています。
また、併設している映画館でカードの提示により割引が受けられるようになります。
アミュプラザとは、JR九州が各県の主要駅において展開する商業施設であり、福岡の小倉を初め、佐賀県以外で7つ存在します。(福岡は小倉と博多の2店舗)
各施設で割引などの特典条件が変わってきますので、詳細は公式サイトを参考にしてください。
アミュプラザの駐車料金一部無料
駐車場利用時の駐車料金がカード所持や店舗利用で割引されます。
こちらも各施設で特典内容や割引されるための条件が異なってきますので、各施設のHPか公式サイトを参考にしてください。
関西行き新幹線きっぷが割引
JR九州新幹線の割引きっぷの中には、eきっぷと呼ばれるJQカードのみで購入可能なネット予約限定きっぷがあります。
eきっぷはJR九州の各駅から関西行きの新幹線運賃(特急券)を割引価格で購入することができます。※公式サイト
割引率が10%以上になる区間もあるので、利用価値はあるかと思います。
指定区間の早特きっぷが取れなかった場合は、eきっぷを利用するのがおすすめです。
JRグループ特典
JRグループのホテルの利用やレンタカーの利用で10%〜20%の割引を受けることができます。
しかし、電話予約限定などの条件があるため、利用機会は少ないでしょう。
また、JR九州の系列である居酒屋うまやの対象店舗での飲食代金がJQカード利用で10%割引になります。
さらに、JQカードがゴールドの場合だと10%割引の対象店舗が増えるようです。
行く機会がある方は対象店舗かどうか公式サイトで調べておきましょう。
JQ CARDエポスとエポスカードとの違い
通常のエポスカードとJQ CARDエポスの違いについて解説していきます。
どちらのエポスカードも効率的に活用するにはゴールドカードにする必要があるので、比較は各ゴールドカードで行います。
エポスゴールド | JQ CARD エポスゴールド | |
---|---|---|
年会費 | 5,000円 ※年間50万円以上利用で翌年以降永年無料 ※年会費無料インビテーションあり | |
カード ブランド | Visa | |
付与ポイント | エポスポイント | JRキューポ |
ポイント 還元率 | 0.5%〜2.6% | |
共通特典 | ・選べるポイントアップショップ ・年間利用ボーナスポイント ・家族をゴールドカード無料招待 ・ファミリーボーナスポイント | |
カード特典 | ・プラチナカード 割引インビテーション ・マルイ限定の特典 | JR九州限定の特典 |
カード積立 還元率 | 0.1~0.5% | |
ポイント 有効期限 | 無期限 | 2年 |
エポスゴールドカードとJQ CARDエポスゴールドのカード性能は基本的に同じです。
どちらのゴールドカードも、ノーマルカードの利用時にもらえるゴールドカード年会費無料のインビテーションや、ゴールドランク特典によりポイント還元率を最大2.6%にすることができます。
エポスゴールドカードの特典に関しては、こちらで解説をしています。
これら2枚のカードの併用は不可であるため、どちらか1枚のみしか所有することができません。
既にどちらかを所有している場合は、カードの切替が行われます。
どちらかしか持てないので、自分に合ったカードを選ぶことが重要です。
付与ポイント
カード | 付与ポイント |
---|---|
通常エポス | エポスポイント |
JQエポス | JRキューポ |
JQ CARDエポスゴールドを利用する1番のメリットは、付与ポイントが『JRキューポ』であることです。
JRキューポはエポスポイントよりも使いやすいメリットがあります。
JRキューポの活用方法については、こちらで丁寧に解説しています。
カード特典
プラチナカードの有無
カード | プラチナカード |
---|---|
通常エポス | あり |
JQエポス | なし |
通常エポスカードのみ『プラチナカード』が存在します。
エポスプラチナはポイント還元率が最大3.7%に加え、プライオリティ・パス無料付帯やグルメクーポン(高級レストラン1名分無料)、高い海外旅行補償制度などの特典を受けられることができます。
カード年会費は3万円となっていますが、年間利用額100万円以上 or ゴールドカード利用による割引インビテーションによって、3万円から1万円割引の2万円にすることが可能です。
一方で、JQエポスの場合、JQのプラチナカードは存在せず、エポスプラチナの割引インビテーションをもらうことはできません。
さらに、プラチナカードにするには通常エポスへの切替が必要になります。
ポイントはより貯まりやすくなるものの、プラチナの付与ポイントはエポスポイントになります。
プライオリティ・パスのプレステージが無料付帯となるクレジットカードの中では、コスパの良いプラチナカードの1つなので、利用頻度が高い方にとってはおすすめです。
エポスプラチナやプライオリティ・パス無料付帯のクレジットカードに関しては、こちらで詳しく解説しています。
使用店舗に応じた特典
カード | カード特典 |
---|---|
通常エポス | マルイ系列ポイントUP |
JQエポス | JR九州施設割引 |
通常エポスカードは、マルイ系列店舗での使用によりポイント還元率が2倍(還元率+0.5%)に上がり、ゴールドの場合だと最大3.1%の還元率になります。
そのため、マルイで頻繁に買い物をする人は通常エポスカードの選択も捨てられません。
一方で、JQエポスはJR九州系列の店舗での利用で割引等の様々な特典を受けることが可能ですので、九州在住の方は優位性が高くなります。
ポイント有効期限
カード | ポイント有効期限 |
---|---|
通常エポス | 無期限 |
JQエポス | ポイント獲得日から2年間 |
エポスポイントはゴールドカード以上であれば、ポイントの有効期限は無期限となります。
しかし、JRキューポはゴールドカード関係なく、ポイント獲得日から2年間が有効期限となり、失効するリスクが増えます。(期限更新は無し)
期限切れによる失効を避ける方法としては、一度他のポイントに相互交換すれば有効期限を延ばすことができます。
このために交換するのも面倒なので、『dポイント交換増量キャンペーン』のような年に数回あるお得なタイミングで交換することをおすすめします。
dポイントの交換増量キャンペーンに関しては、こちらで詳しく解説しています。
カード選定の判断基準
カード性能の違いを基に、どちらのカードを選ぶべきかの判断基準をまとめました。
さらに完結にまとめると、
JRキューポでポイントを汎用的に活用したい人 ➡︎ JQ CARDエポスゴールド
ポイントは使えればなんでもいい人 ➡︎ 通常エポスゴールド
プラチナカードの有無を除けば、付与ポイント以外で2枚のカードにそこまで大きな違いはないので、JRキューポに少しでも興味があればJQ CARDエポスにするで良いでしょう。
通常エポスカード保持でもJRキューポへ交換する小技
通常エポスカード保持者でも、JRキューポへの交換ができる方法があります。
エポスカードは家族カードを発行していた場合、そのカード間で所有ポイントの移行をすることが可能です。※公式サイト:ファミリー登録
このサービスを利用することで、通常エポスカードのエポスポイントをJQカード側に移行することでJRキューポに交換することが可能です。
プラチナカード所有者や、マルイ利用者は家族の方に相談してJQカードに切替をしてもらうことで、エポスポイントも効率的に使用することができます。
JQ CARDエポスへの切替方法
現在、ノーマルだけでなく、ゴールドカードもJQエポスゴールドへのネット切替ができるようになっています。
カード番号が変更されるため、支払い先のカード変更が必要になりますが、以下の特典は引き継がれます。
カード切替方法は、JQ CARDエポスゴールドの発行手続きを行うことで自動的に切替扱いされます。
この場合、新規入会特典は受けられないのでご留意ください。