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【ANAカード】おすすめのカードランクとは?年会費・マイル還元率・付帯保険・移行手数料を徹底比較!

※本ページにはプロモーションが含まれております

ANAカード

ANAカード(JCB / Visa / Mastercard)には、『一般』『ワイド』『ワイドゴールド』『プレミアム』の4つのカードランクが存在します。

ランクによって年会費やカード性能が異なるため、カードの利用状況や付帯特典の活用状況に合わせてランクを決めることが重要です。

この記事では、

  • ランクによるカード性能の差異
  • ランクによる付帯保険内容の差異
  • マイル移行手数料の活用方法

これらについて解説していきます。

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ランク毎のカード性能

年会費

『一般』『ワイド』『ワイドゴールド(以下、ゴールド)』の年会費が以下になります。

カードブランド年会費リボ割引後
年会費
一般
JCB2,200円
※初年度無料
825円
Visa
Mastercard
1,127円
ワイド
JCB7,975円6,600円
Visa
Mastercard
6,902円
ゴールド
JCB15,400円10,400円
Visa
Mastercard
11,550円
JCB公式:リボ割引特典
Visa / Mastercard公式:リボ割引特典

カード年会費は、一般が2,200円に対して、ワイドが7,975円(+5,775円)、ゴールドが15,400円(+13,200円)になります。

リボ払い特典の年会費割引を適用すれば、年会費を安くすることができます。

最も安くなるJCBブランドの場合、一般が825円に対して、ワイドが6,600円(+5,775円)、ゴールドが15,400円(+9,575円)になります。

リボ払いの年会費割引に関しては、こちらで詳しく解説しています。

家族カードの年会費

家族カードの年会費が以下になります。

カードブランド家族カード
年会費
リボ割引後
年会費
一般
JCB1,100円
※初年度無料
1,100円
※割引無し
Visa
Mastercard
522円
ワイド
JCB1,650円1,650円
※割引無し
Visa
Mastercard
1,072円
ゴールド
JCB4,400円4,400円
※割引無し
Visa
Mastercard
2,750円
Visa / Mastercard公式:リボ割引特典

家族カードの年会費は、一般が1,100円に対して、ワイドが1,650円(+550円)、ゴールドが4,400円(+3,300円)になります。

家族カードでは、リボ払い特典の年会費割引はVisa / Mastercardブランドのみ存在します。

リボ割引を適用したVisa / Mastercardブランドの場合、一般が522円に対して、ワイドが1,072円(+550円)、ゴールドが2,750円(+2,228円)になります。

マイル還元率

ANAマイルは、ANAカード利用時に貯まるポイントを交換することで獲得することができます。

決済利用時のポイント還元率はカードブランド、ランク問わず全て同じ0.5%です。※JCBは1,000円単位、Visa / Mastercardは200円単位

ただし、『ポイント → マイル』の交換レートはカードランクによって異なります。

ここでは、カード利用額に対して最も獲得できるマイルの割合をマイル還元率と定義します。

カードブランドマイル還元率マイル
移行手数料
一般
JCB0.5%5,500円
Visa
Mastercard
6,600円
ワイド
JCB0.5%5,500円
Visa
Mastercard
6,600円
ゴールド
JCB1.0%
Visa
Mastercard

一般とワイドは、マイル還元率が0.5%になります。※JCBは5マイルコース、Visa / Mastercardは通常コース

ゴールドになると、マイル還元率は2倍の1.0%になります。※JCBは10マイルコース、Visa / Mastercardは2倍コース

しかし、一般とワイドもマイル移行手数料を支払えば、0.5% → 1.0%にすることが可能です。

マイル移行手数料はブランドによって異なり、JCBは年間5,500円、Visa / Mastercardは年間6,600円になります。

JCBブランドの方が1,100円安くなっています。

マイル移行手数料にはおすすめの加入タイミングや、お得な使い方が存在します。

詳しくはこちらで解説しています。

ボーナスマイル

ANAカードには、年間継続によるボーナスマイルとANA便搭乗によるボーナスマイルが付与される特典が存在します。

カードブランド年間継続
ボーナス
ANA搭乗
ボーナス
一般
JCB1,000M10%
Visa
Mastercard
ワイド
JCB2,000M25%
Visa
Mastercard
ゴールド
JCB2,000M25%
Visa
Mastercard

年間継続ボーナスマイルは、一般が1,000マイルワイドとゴールドが2,000マイルです。

ANA便搭乗ボーナスマイルは、一般が10%ワイドとゴールドが25%です。

例えば、羽田-那覇、普通席、積算率100%の運賃で搭乗した場合、片道の区間基本マイルが約984マイルです。

これによる搭乗ボーナスマイルは一般カードが984 × 10% = 98マイル、ワイドとゴールドが984 × 25% = 246マイルとなります。

ポイント有効期限

カードブランドポイント
有効期限
一般
JCB2年
Visa
Mastercard
ワイド
JCB2年
Visa
Mastercard
ゴールド
JCB3年
Visa
Mastercard

カード利用時に付与されるポイントには有効期限が存在します。

一般とワイドが獲得月から2年間、ゴールドは獲得月から3年間となっています。

また、ANAカード利用時に付与されるポイントは、通常ポイントとは異なりマイル交換レートの高い専用ポイントとなっています。

通常ポイントとは異なる仕様のため、有効期限を延長する方法は存在しないのでご注意ください。

ポイント失効前にマイルに交換することで、その移行月を起点にマイルの有効期限36ヶ月分が新たに付与されます。

最もお得なカードランク

カード年間利用額と年会費、手数料を考慮した時、最もANAマイルを貯められることができるランクが『一般』です。

ANAカードの年間利用額が55万円以下の場合、JCBの一般カード + マイル移行手数料無し』が最もお得にマイルを貯めることができます。

年間利用額が55万円以上の場合、JCBの一般カード + マイル移行手数料あり』が最もお得です。

付帯保険の必要性や搭乗ボーナスマイルの活用頻度が大きい方は、ワイドとゴールドも視野に入ってきます。

そのため、ご自身の利用状況に応じて選択しましょう。

これらの詳細に関しては、カードブランドの比較で詳しく解説しています。

ランクの付帯特典(付帯保険)

コスパで言えば一般ランクが最もお得ですが、カードランクが上がるにつれて付帯特典も充実してきます。

特にランクによる差が大きい特典が、『付帯保険』です。

最も手厚い内容になっているのが『JCBのゴールドカード』になります。

それ以外だと、ゴールドカード保有で無料利用ができる空港ラウンジくらいしかありません。※ANAラウンジは対象外

旅行傷害保険とショッピング補償

一般 vs.ワイド

一般とワイドでは、圧倒的にワイドの方が補償内容が優れています。

カード一般
ワイド
付帯条件自動付帯自動付帯
海外旅行傷害保険
死亡1,000万円5,000万円
後遺障害1,000万円5,000万円
治療費用150万円
賠償責任2,000万円
携行品損害50万円
救援者費用100万円100万円
国内旅行傷害保険
航空機搭乗中飛行場構内のみ
付帯条件自動付帯自動付帯
死亡1,000万円5,000万円
後遺障害1,000万円5,000万円
入院保険金1万円/日
手術保険金10万円
通院保険金2,000円/日
国内航空便遅延保険
付帯条件
乗継遅延
遅延・欠航
手荷物遅延
手荷物紛失
ショッピング補償
※海外利用分は無条件対象
国内利用分はリボ払い・分割払い(3回以上)のみ
補償額100万円/年100万円/年
※2025年9月時点
一般カード・ワイドカードの保険内容

一般とワイドの旅行傷害保険には、JCBとVisa / Mastercardによる違いはありません。

また、どちらのランクも『自動付帯』となっているため、カードを持っているだけで保険が付帯します。

最新の情報、詳細については、ANAカード 旅行傷害保険のご案内を確認するようにしてください。

ワイド vs. ゴールド

カードワイド
ゴールド
JCB
ゴールド
Visa
Master
付帯条件自動付帯自動付帯利用付帯
海外旅行傷害保険
死亡5,000万円1億円
or
5,000万円
5,000万円
後遺障害5,000万円1億円
or
5,000万円
5,000万円
治療費用150万円300万円150万円
賠償責任2,000万円1億円3,000万円
携行品損害50万円50万円50万円
救援者費用100万円400万円100万円
国内旅行傷害保険
付帯条件自動付帯自動付帯利用
死亡5,000万円5,000万円5,000万円
後遺障害5,000万円5,000万円5,000万円
入院保険金1万円/日5,000円/日5,000円/日
手術保険金10万円5〜20万円20万円
通院保険金2,000円/日2,000円/日2,000円/日
航空便遅延保険
※Visaは国内航空便のみ
付帯条件自動付帯利用付帯
乗継遅延2万円2万円
遅延・欠航2万円1万円
手荷物遅延2万円1万円
手荷物紛失4万円2万円
ショッピング補償
補償額100万円/年500万円/年300万円/年
※2025年9月時点
JCBワイドゴールドカードの保険内容
Visa / Mastercardワイドゴールドカードの保険内容

ゴールドの場合、カードブランドによって保険内容が異なります。

最も手厚い内容となっているのが『JCBのゴールドカード』です。

保険が『自動付帯』でありながら、Visa / Mastercarブランドよりも保険内容が優れています。※死亡・後遺障害は日本出国前に「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金を支払いで最高1億円、支払いが無いと最高5,000万円

一方で、Visa / Mastercardのゴールドは利用付帯であるため、旅行傷害保険を適用させるためには、出国前後で国内公共交通機関の料金を支払う必要があります。

最新の情報、詳細については、公式サイトを確認するようにしてください。

マイル移行手数料の活用

一般とワイドは、マイル移行手数料を支払うことでマイルへの交換レートを2倍にすることができます。

マイル移行手数料JCB:5,500円
Visa / Master:6,600円
有効期間4月1日〜翌年3月31日
※年度締め
手数料の
請求タイミング
初回移行月の
翌月 or 翌々月

マイル移行手数料はJCBが5,500円、Visa / Mastercardが6,600円になっています。

有効期間の注意点

マイル移行手数料の有効期間は、『契約日から1年間』ではなく『毎年4月1日〜翌年3月31日の年度単位で固定となっています。

そのため、年度途中に加入・初回移行が成立すると、その年度の対象期間が短くなります。

できる限り、初回移行の成立タイミングを『4月開始直後』に合わせることがおすすめです。

交換が必要だが3月31日まで近い場合は、マイル移行手数料の金額と移行で得られるマイル数を比較し、3月31日までに移すべきか、4月まで待つべきかを損益で判断するようにしましょう。

移行方式の差異

自動移行手動移行
マイルへの
移行方法
自動都度申込
移行の
タイミング
JCB:毎月10日まで
Visa:毎月中旬頃
自由
マイルへの
反映時間
JCB:毎月10日まで
Visa:月末まで
約1週間
※VisaとMastercardは同じ

マイル移行方式として、『自動移行』『手動移行』が選択できます。

自動移行は、毎月の締め時点で貯まったポイントを自動でANAマイルへ移す設定で、当年度で最初に自動移行された月に手数料が発生します。

ポイントをマイルに自動で交換してくれるため、交換作業が面倒な方にはおすすめです。

しかし、交換が必要ないタイミングでも自動で交換されてしまうため、有効期限などを考慮したポイントの温存ができなくなります。

一方で、手動移行は、交換するためにその都度申込を行う設定で、申込後に当年度の最初の移行が成立した時点で手数料が発生します。

こちらは逆に、その都度マイルに交換する手間がかかりますが、交換タイミングの調整ができるようになります。

ご自身に合った移行方式を利用するようにしましょう。

マイル移行手数料の損益分岐点

カードの年間利用額が大きい方は、マイル移行手数料を支払う方がお得になります。

いくら以上の年間利用額になれば、手数料を払った方がお得になるかの損益分岐点が以下になります。

ブランド年間カード利用額の
損益分岐点
※1マイル=2円換算時
JCB55万円
Visa
Mastercard
66万円

この損益分岐点は、1マイルの価値によって変動します。

最も一般的な1マイル=2円換算時の場合、JCBは55万円以上Visa / Mastercardは66万円以上の利用ができれば、支払った方がお得です。

マイル移行手数料の節約方法

頻繁にマイル交換をする必要の無い方は、交換タイミングを調整することでマイル移行手数料を節約することができます。

一般とワイドで貯まるポイントの有効期限は、『獲得月から2年間』であるため、その間はポイントとして貯めておくことができます。

一般 / ワイドJCBVisa / Master
獲得月から
起算した時の
ポイント失効日
2年後の15日2年後

JCBは毎月15日までが失効日になりますが、Visa / Mastercardは固定日ではないのでご注意ください。※Vpassで要確認

そして、ポイントが有効期限が近くなったタイミングでマイルに交換することで、2年に1回 or 3年に1回しかマイル移行手数料を支払う必要が無くなります。

2年に1回支払う方法

ポイントの有効期限をフルに活用することで、マイル移行手数料を支払いが2年に1回のペースで済む方法になります。

具体的な内容が以下になります。

時期ポイント
最短失効
移行有無
2025年度
25年4月〜26年3月
2027年3月移行無し
2026年度
26年4月〜27年3月
2027年3月移行開始
※2027年
3月31日まで
2027年度
27年4月〜28年3月
2029年3月移行無し
2028年度
28年4月〜29年3月
2029年3月移行開始
※2029年
3月31日まで

上の例では、2026年度と2028年度のみマイル移行手数料を支払います。

2025年度に獲得したポイントの最短失効月は、2025年4月利用分の2027年3月になります。

2026年には失効しないため、2025年度分(2025年4月1日〜2026年3月31日)は移行する必要はありません。

そして、ポイントを失効させないために、2026年度分(2026年4月1日〜2027年3月31日)のマイル移行手数料は支払う必要があります。

このように、2年に1回のペースでマイル移行手数料を支払っても、全てのポイントを2倍で交換することができます。

ポイント失効日までには移行するようにしましょう。

3年に1回支払う方法

さらに節約したい方には、マイル移行手数料を支払いが3年に1回のペースで済む方法もおすすめです。

3年に1回のペースにするためには、3月中に失効するポイントを通常レートで交換する必要があります。

具体的な内容が以下になります。

時期ポイント
最短失効日
移行有無
2025年度
25年4月〜26年3月
2027年3月移行無し
2026年度
26年4月〜27年2月
2027年3月移行無し
27年3月2027年3月通常レートで移行
2027年度
27年4月〜28年3月
2027年4月移行開始
※2028年
3月31日まで
2028年度
28年4月〜29年3月
2030年3月移行無し
2029年度
29年4月〜30年2月
2030年3月移行無し
30年3月2030年3月通常レートで移行
2030年度
30年4月〜31年3月
2030年4月移行開始
※2031年
3月31日まで

上の例では、2027年度と2030年度のみマイル移行手数料を支払います。

2025年度に獲得したポイントの最短失効月は、2025年4月利用分の2027年3月になります。

2026年には失効しないため、2025年度分(2025年4月1日〜2026年3月31日)は移行する必要はありません。

2027年3月に失効するポイントは、通常レートで移行させます。

そして、2027年4月以降に、2027年度分(2027年4月1日〜2028年3月31日)のマイル移行手数料は支払います。

このように、3年に1回のペースでマイル移行手数料を支払っても、1ヶ月分以外のポイントを2倍で交換することができます。

この方法は『3月で失効するポイントが少ない』場合におすすめです。

新規入会キャンペーン

JCB

2025年7月16日(水)〜10月31日(金)までの間、ANA JCBカードの新規入会と条件達成で最大51,000マイル相当のポイントがもらえる新規入会キャンペーンが実施されています。

通常の入会ボーナスマイルと合わせると、一般 / ワイドは最大22,000マイル、ゴールドは最大53,000マイルがもらえます。

キャンペーン期間2025年7月16日〜10月31日
条件達成期間2026年1月15日まで
エントリー有無あり
公式サイト
特典・付与条件おしらせメール配信の登録

「MyJCB」にログイン
特典・付与条件条件達成期限までに
合計40万円以上のカード利用
一般:最大21,000M相当
ワイド:最大21,000M相当
ゴールド:最51,000M相当
特典付与日26年3月末

特典が付与されるためには、『キャンペーンの参加登録(エントリー)』と『おしらせメール配信の登録』『「MyJCB」にログイン』が必要になります。

おしらせメールの登録方法は公式サイトで説明されています。

そして、2026年1月15日までのカード利用金額が40万円以上になることで、通常Oki Dokiポイントが付与されます。※1P = 3マイル

利用金額一般 / ワイドゴールド
40万円以上4,500マイル
(1,500P)
6,000マイル
(2,000P)
70万円以上9,000マイル
(3,000P)
13,500マイル
(4,500P)
100万円以上13,500マイル
(4,500P)
21,000マイル
(7,000P)
150万円以上21,000マイル
(7,000P)
33,000マイル
(11,000P)
200万円以上51,000マイル
(17,000P)

一般とワイドは、150万円利用時に21,000マイル相当のポイントが付与されます。

150万円利用時のマイル還元率が最も大きい1.4%になるため、150万円以上利用するのが最もお得です。

一方で、ゴールドは、200万円利用時に51,000マイル相当のポイントが付与されます。

200万円利用時のマイル還元率が最も大きい2.55%になるため、200万円以上利用するのが最もお得です。

集計対象外の利用先

キャンペーンの注意事項に集計対象外の利用先が記載されています。

集計対象外の利用先
  • JCBギフトカード
  • JCB-QUOカード購入費
  • ポイント付与対象外の電子マネーチャージ利用分
  • 各種年会費
  • ANA QUICPay+nanaco発行手数料
  • ショッピング・分割・スキップ払いの各手数料
  • マイル移行手数料
  • キャッシングサービス利用分

特に、ポイント付与対象外の電子マネーチャージ利用分は対象外なのでご注意ください。

『JAL Pay』や『ANA Pay』、『WAON』といった基本的なキャッシュレス決済は対象外になっています。※公式サイト