スターバックスのモバイルオーダー利用時に、対象の『三井住友カード』を利用することで7.0%以上のポイント還元が受けられるようになりました。
しかし、スタバの利用状況次第では、『JCBカード WとStar Rewards』を活用した決済方法がお得になるケースがあります。
eGiftのキャンペーン期間中であれば、最大43%以上のポイント還元を受けることが可能です。
この記事では、
これらについて解説をしていきます。
Star Rewardsの詳細

会員ランク | Green:初期ランク Gold:年間250Star以上獲得 |
付与率 | 税込60円あたり1Star |
付与条件 | スターバックス カードでの決済利用 ・店舗決済 ・モバイルオーダー&ペイ ・eGiftの購入 ・オンラインストア |
有効期限 | 付与から1年後の翌月1日まで |
Gold特典 | ・誕生月特典 ・ダブルスターDay |
スタバには、決済利用時にポイント(Star)が貯まるStar Rewards(スターリワード)というサービスがあります。
Starを貯めることでeTicket(無料ドリンクやカスタマイズ権)と交換することができます。
スターバックスで利用可能なプリペイドカードである『スターバックス カード』で決済することで、税込60円あたり1Starが付与されます。
店舗決済だけでなく、Starbucksアプリのモバイルオーダーなどでスターバックス カード決済した場合も同様にStar付与の対象になります。
また、スターバックス カードで支払うことで、2杯目のコーヒー or カフェミストを特別価格で購入できるOne More Coffeeが、コーヒー130円、カフェミスト185円で楽しめます。※他の支払い方法利用時は+60円アップ
スターバックス カードはStarbucksアプリから発行することができ、店舗もしくはアプリ内からチャージすることが可能です。
また、年間250Star以上獲得することでGold会員になることができます。
Gold会員になることで、20%OFFのeTicketがもらえる誕生日特典や月1回実際しれるStar付与数が2倍になるダブルスターDayの特典が受けられるようになります。
Star Rewardsの使い道

貯まったStarは、5種類のeTicketに交換できます。
eTicketへの交換に必要なStar数と、決済金額に対する実質的な還元率が以下になります。※eTicket300の場合だと90Star必要なので、300円 ÷ (90Star × 60円) = 5.56%が実質還元率になる
eTicket | 必要Star数 | 実質還元率 |
---|---|---|
カスタマイズ ※54円相当 | 25Star ※1,500円 | 3.6% |
eTicket300 ※300円相当 | 90Star ※5,400円 | 約5.6% |
eTicket500 ※500円相当 | 130Star ※7,800円 | 約6.4% |
eTicket800 ※800円相当 | 190Star ※11,400円 | 約7.0% |
eTicket1900 ※1,900円相当 | 400Star ※24,000円 | 約7.9% |
オリジナルグッズ ※プライスレス | 400Star ※24,000円 | ー |
※持ち帰り時の価格で換算
※1Star = 60円で換算
※小数点第2位を四捨五入
最も高い還元率になるのは、『eTicket1900』で約7.9%の還元率になります。※持ち帰り時価格で換算
ただし、交換には400Starが必要になるため、普通に貯めようとすると24,000円のカード利用が必要です。※1ヶ月あたり2,000円の利用
Starは1年間で失効してしまうため、スタバの利用状況に応じて最もメリットの出るチケットを選びましょう。
Star Rewardsの注意点
Star Rewardsには、Star付与対象外となる利用方法と有効期限に関する注意点が存在します。
付与対象外の支払い方法
スターバックスカード以外の方法(Apple Payやクレジットカードなど)で決済した場合、Star付与対象外になります。
後述する三井住友カードで7.0%還元はApple Pay決済を利用するため、Starを貯めることができないので、ご注意ください。
Starの有効期限
獲得したStarは、『付与から1年後の翌月1日まで』が有効期限です。
早めに使わないと失効するため、定期的に残高をチェックするようにしましょう。
なお、Gold会員になるためのStar数は保有数ではなく、集計期間中の獲得数で計算されるため、都度で使用しても影響はありません。
決済方法① JCBカード W

JCBカード Wは年会費無料、ポイント還元率1.0%のクレジットカードです。
付与ポイントであるOki dokiポイントは、利用状況に応じて1Pの価値が変化します。
ここでは、公式サイトと同じ1P = 5円換算で還元率を計算します。
年会費 | 永年無料 |
ブランド | JCB |
付与ポイント | Oki dokiポイント |
ポイント還元率 | 1.0% 1,000円で2P※ |
スターバックス ポイントアップ | チャージ:11倍 (5.5%) eGift:21倍 (10.5%) |
入会条件 | 18歳〜39歳限定 ※保有は40歳以降も可能 |
JCBカード Wのおすすめポイントは、『年会費無料』と『ポイント還元率1.0%』であることです。
さらに、JCB ORIGINAL SERIESパートナーのポイントアップ特典として、スタバカードチャージ利用時は5.5%還元、eGift購入時は10.5%還元にポイントアップします。※チャージは1回1,000円以上の入金が対象
利用前のポイントアップ登録が必要なので、ご注意ください。
JCBカード Wの入会条件として、18歳〜39歳限定となっている点はご注意ください。
それまでに入会すれば、40歳以降も年会費無料で保有することができます。
JCBカード以外では、以下のクレジットカードもスタバの利用でポイントアップします。
スタバ利用がお得なJCBカード
JCBオリジナルシリーズのクレジットカードであれば、JCBカード Wと同じようにスタバでお得に利用することが可能です。
JCBカード | 年会費 | スタバ利用時 ポイント還元率 |
---|---|---|
W![]() W plus L ![]() | 無料 | チャージ:5.5% eGift:10.5% |
S![]() | 無料 | チャージ:5.0% eGift:10.0% |
ゴールド![]() | 11,000円 ※初年度無料 | チャージ:10% eGift:10% |
女性向けの特典があるJCBカード W plus LもJCBカード Wと同じ性能になっています。
年齢制限の無いJCBカード Sだと、基本還元率が0.5%になるため、全体的なポイント還元率がJCBカード Wよりも0.5%低下します。
年会費11,000円が必要なJCBゴールドであれば、スタバカードチャージ利用時のポイント還元率が最も高い10%になります。
コストパフォーマンスの面を考えると、『年会費無料』であり『ポイント還元率1.0%』のJCBカード W or W plus Lがおすすめです。
スタバ利用時の最大還元率
スターバックスでJCBカードを利用するメリットとしては、『最低5.0%のポイント還元率』と『Star Rewardsが貯まる』ことです。
Star RewardsによるeTicketの価値も考慮すると、実質的な還元率はアップします。
そこで、Star Rewardsの価値も含めた時に、JCBカードだとどれくらいお得になるか解説します。
eTicketの価値
“Star Rewardsの使い道”でも解説したように、eTicketの交換に必要な購入金額と実質還元率が以下になります。
eTicket | 必要購入金額 | チケット価値 | 還元率 |
---|---|---|---|
カスタマイズ | 1,500円 | 54円 | 3.6% |
eTicket 300 | 5,400円 | 300円 | 5.6% |
eTicket 500 | 7,800円 | 500円 | 6.4% |
eTicket 800 | 11,400円 | 800円 | 7.0% |
eTicket 1900 | 24,000円 | 1,900円 | 7.9% |
※1Star = 60円で換算
※小数点第2位を四捨五入
eTicketの価値としても、3.6%〜7.9%の還元率を持つことがわかります。
最大還元率
JCBカードとしては、JCBカード Wのスタバカードチャージ利用時の還元率5.5%を利用します。
JCBゴールド以上が利用できる方は、スタバカードチャージ利用時の還元率が+4.5%がアップします。
そして、eTicketの交換に必要な金額毎の、実質的なポイント還元率が以下になります。
利用金額 | 実質還元率 |
---|---|
カスタマイズ 1,500円 | JCB:5.5% eTicket:3.6% ➡︎ 9.1% |
eGift 500円〜 | JCB:10.5% ➡︎ 10.5% |
eTicket300 5,400円 | JCB:5.5% eTicket:5.6% ➡︎ 11.1% |
eTicket500 7,800円 | JCB:5.5% eTicket:6.4% ➡︎ 11.9% |
eTicket800 11,400円 | JCB:5.5% eTicket:7.0% ➡︎ 12.5% |
eTicket1900 24,000円 | JCB:5.5% eTicket:7.9% ➡︎ 13.4% |
※1Star = 60円で換算
※小数点第2位を四捨五入
JCBカード WとStar Rewardsの還元率を合わせると、9.1%〜13.4%の還元率になります。※ゴールド以上は10.5%〜17.9%
利用金額が大きくなるほど、eTicketの価値が高くなるため、還元率もアップしていきます。
ただし、JCBカード Wの利用金額としては、1,000円単位になる点はご注意ください。
決済方法② 三井住友カード

特定の三井住友カードには対象店舗においてスマホのタッチ決済を利用することで、7.0%〜20%のポイント還元率になるサービスがあります。
2025年9月16日から、スターバックスもモバイルオーダー限定で対象になり、お得な決済方法の1つになりました。
このポイント還元率はカードランクによる違いはなく、基本還元率として7.0%、特定の条件を達成することで最大20%までアップするものになっています。
対象カード | 三井住友カード ※対象カード |
付与ポイント | Vポイント |
スターバックス ポイント還元率 | 7.0〜20% |
還元率アップの条件 | 家族登録 ➡︎ 1人+1.0%, 最大+5.0% Vポイントアッププログラム ➡︎ 最大+8.0% |
利用制限 | モバイルオーダーでの決済利用 ※Apple Pay |
2親等以内の本会員の家族を登録することで、1人につき+1.0%、最大5人の登録で+5.0%にアップします。
さらに、Vポイントアッププログラムの条件を満たすことで最大+8.0%にアップします。
Vポイントアッププログラムに参加するにはOliveアカウントの作成が必要になります。
最大+8.0%までアップすることは可能ですが、条件達成が難しいものが多く存在します。
誰でも達成できるもので+2.0%が現実的だと思います。
Oliveに関しては、こちらで詳しく解説しています。
おすすめの三井住友カード
対象の三井住友カードであれば、全て最大20%還元を受けることが可能です。
三井住友カード | 年会費 | 最大還元率 |
---|---|---|
Olive フレキシブルペイ ![]() | 無料 | 0.5% |
NL![]() | 無料 | 0.5% |
Olive フレキシブルペイ ゴールド ![]() | 5,500円 ※条件達成で無料 | 1.5% |
ゴールド NL![]() | 5,500円 ※条件達成で無料 | 1.5% |
最大+8.0%のVポイントアッププログラムに参加するには、Oliveアカウントの作成が必要です。
そして、Oliveアカウント作成時に作る必要がある『Oliveフレキシブルペイ』が最も簡単に利用することができます。
よりお得に利用したい方は、『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』か『三井住友カード ゴールド(NL)』がおすすめです。
これら2つのカードは、年間100万円利用時のポイント還元率が1.5%になるため、ノーマルカードよりも+1.0%にすることができます。
また、年会費5,500円が必要ですが、年間100万円以上利用すれば翌年以降の年会費が永年無料になります。
スタバ利用時の最大還元率
スターバックスで三井住友カードをお得に利用するためには、『Apple Payのモバイルオーダー』が必須になります。
JCBカードとは異なり、スターバックスカードを利用しないため、Star Rewardsは貯まりません。
Star Rewardsは貯まらない点が、JCBカードと三井住友カードの大きな違いです。
そのため、三井住友カード利用時の最大還元率は、20% + 年間100万円利用分の+1.0%を合わせた最大21%になります。
現実的な最大還元率
家族登録による最大+5.0%と、Vポイントアッププログラムによる最大+8.0%を上限まで適用することはかなり難しいです。
特に家族登録は環境によって左右されるため、誰でも利用できるものではありません。
また、Vポイントアッププログラムも簡単に達成できるもので2.0%がいいところになります。
比較的簡単に達成できる条件 | ポイントアップ率 |
---|---|
三井住友銀行アプリに 月1回以上ログイン | +1.0% |
Olive 選べる特典 | +1.0% |
三井住友銀行 1回1万円以上の外貨積立 | +1.0% |
そのため、最大還元率としては、『基本還元率7.0% + 家族登録&Vポイントアッププログラム3.0%前後 + 年間100万円利用ボーナス1.0%』の11%前後が現実的な値になってきます。
Vポイントアップに関しては、こちらで詳しく解説しています。
JCB vs. 三井住友


スターバックスにおいて、『JCBカード』と『三井住友カード』の最大還元率について解説しました。
年会費が発生するゴールドランク以上のJCBカードを保有していれば、スタバカードチャージの利用が最もお得になります。
一方で、年会費無料で基本還元率1.0%の『JCBカード W』であれば、三井住友カードとポイント還元率の面ではそこまで大きな差は出てきません。
そのため、カード選定の判断基準として、ポイント還元率以外の面のメリット、デメリットをまとめました。
年間6,000円以上使うならJCB

JCBカードのメリット
年間6,000円以上のスタバ利用をすれば、eTicketのお得分も合わせてJCBカードの方がポイント還元率の面では優れています。※カスタマイズ利用する方は、年間2,000円でもお得になる
Star Rewardsのゴールド会員になれば、スター付与が2倍になる日や誕生日特典を活用するとさらにお得に利用することができます。
また、三井住友カードでは不可能な、『グッズ購入分』や『eGift購入分』もポイントアップする点は大きなメリットです。
JCBカードのデメリット
Star Rewardsは付与から1年間で失効するため、管理する手間が発生します。
また、JCBカードは1,000円単位でポイント還元が行われるため、1,000円単位での利用が必要です。
そして、付与されるOki dokiポイントは比較的使いにくいポイントになっています。
ここまでの還元率は全て1P = 5円換算の値になっているので、5円の価値で利用することが望ましいです。
しかし、1P = 5円で利用できる方法がビックカメラポイントやジョーシンポイントの交換しかありません。※特定店舗のギフト券はいくつか存在
ただし、2026年1月からOki DokiポイントはJ-POINTにサービス変更されます。※公式サイト
今よりも使いやすくなるようなので、それまで使わずに持っておいた方が良いと個人的には思います。
今あるOki dokiポイントは1P = 5円の価値でJ-POINTに交換されます。
手軽に使いたいなら三井住友

三井住友カードのメリット
三井住友カードのメリットとしては、基本還元率7.0%が無条件に適用される点です。
さらに、200円毎にポイントアップが適用されるため、少額利用の方にもおすすめです。
そして、付与ポイントがお得に活用できる『Vポイント』である点は大きなメリットになります。
Vポイントは、様々なポイントに交換することができるため、汎用性の高いポイントです。
WAON POINTに交換すれば、ウエルシアでの利用で1Pの価値を1.5倍にすることができます。
Vポイントに関しては、こちらで詳しく解説しています。
三井住友カードのデメリット
最大20%還元にすることができれば、三井住友カードが最もお得な決済方法になります。
しかし、20%を実現するための条件がかなり難しいため、現実的には10%前後が良いところです。
また、JCBカードを利用したスタバカードとは異なり、200円毎にポイント還元が適用されるため、199円以下の端数にはポイント還元が適用されません。
ただし、こちらは1回決済あたりではなく、『月間の利用額』に対して計算されます。
そのため、1ヶ月あたりで7.0%還元だと14Pの損失にしかならないので、そこまで気にすることはないでしょう。
最大のデメリットは、Apple Payのモバイルオーダー利用時のみ適用される点です。
グッズの購入分や、eGift購入分には適用されないのでご注意ください。
eGift購入で43.8%還元

期間限定で開催されるSend1 Get1キャンペーンを活用することで、さらにお得にスタバ利用することができます。
直近では、2025年8月5日~9月4日で開催されていました。
Send1 Get1キャンペーンとは、eGiftを1回1,500円以上送ることで、500円分のeGiftが付与される期間限定キャンペーンになります。※1,500円以上であれば、何回でも対象
還元率に換算すると、驚異の33.33%になるため、かなりお得に購入することができます。
こちらは自分にも送付可能となっており、1,500円以上は『500円 × 3枚』に分けることも可能です。
先着上限があるので、キャンペーン終了にはご注意ください。
お得な決済方法
スタバのeGiftは、JCBカードでお得に購入することができます。
お得な購入方法としては2つあります。
購入方法 | 実質還元率 |
---|---|
『JCBカード』で直接購入 | 43.83% |
JCBカードでチャージした 『スタバカード』で購入 | 42.43%〜46.75% |
『JCBカード』でeGiftを直接購入すると、ポイントアップ特典として還元率が10%になります。
JCBカード Wだと10.5%還元になるので、実質的な還元率としては10.5% + 33.33% = 43.83%になります。
一方、JCBカードからチャージした『スタバカード』でeGiftを購入すると、Star Rewardsが適用されます。
これにより、基本還元率5.0%〜と、Star RewardsのeTicket分の還元率3.6%〜7.92%を合わせた還元率になります。
6,000円以上購入するのであれば、JCBカードからチャージした『スタバカード』でeGiftを購入する方がお得になります。
eGiftの注意点
スタバのeGiftには、覚えておくべき注意点が2つあります。
eGiftの有効期限が、『購入月から4ヵ月後の月末日』となっています。
例えば、8月に購入したeGiftの有効期限は12月31日までとなります。
失効してしまうと元も子もないので、計画的に購入しましょう。
また、eGiftは1商品につき1枚のみ利用することができます。
ドリンクチケットはドリンクのみ、フードチケットはフードのみに利用可能です。
そして、1枚1回限りしか使えず、eGift代以下の決済でもおつりは出ません。
そのため、eGift代以上の金額に対して利用した方がお得です。
1,500円単位で500円が付与されるため、500円を3枚購入するのが最も簡単です。
700円以上のドリンクを購入する方は、ドリンク700とフード300がセットになった1,000円のeGiftも組み合わせとしては挙げられます。