三井住友カードは国内初の外貨のクレカ積立サービスを開始しました。
ポイント還元率はカード種類によって異なり、0.5%〜3.0%となっています。
その中でも『Oliveフレキシブルペイ』が優遇されており、1.0%以上の還元率になります。
ただし、投資信託のクレカ積立と異なり、いくつか注意点が存在します。
この記事では、
これらについてわかりやすく解説していきます。
Oliveフレキシブルペイに関しては、こちらで詳しく解説しています。
外貨クレカ積立サービスの詳細

外貨クレカ積立は『三井住友カード』が発行するクレジットカードで利用することができます。
その中でも『Oliveフレキシブルペイ』を利用すると、積立額に対するポイント還元率が1.0%〜3.0%にアップします。
| 対象カード | 三井住友カードが発行する クレジットカード |
| ポイント還元率※ | Oliveフレキシブルペイ ノーマル:1.0% ゴールド:1.5% プラチナP:3.0% その他の三井住友カード ノーマル:0.5% ゴールド:0.5% プラチナ:1.0% 提携プラチナ:0.5% |
| 積立対象通貨 | 6通貨 米ドル / ユーロ / 英ポンド スイスフラン / 豪ドル ニュージーランドドル |
| 積立可能金額 | 500円〜10万円/月 |
| ポイント付与条件 | 積立実行月および翌月に 積立通貨の外貨預金が円預金に 出金・解約されていないこと |
| 為替手数料 | 買付時:無料 売却時:通貨によって異なる |
| 翌月積立分の 設定期限 | 当月11日 3営業日前の16時まで |
| 翌月積立分の カード決済日 | 当月11日頃 |
| 積立日 | 26日 ※休業日の場合は翌営業日 |
| ポイント付与時期 | 積立月の翌々月中 |
積立後の即売却は、ポイント付与対象外になるのでご注意ください。
ポイント目的の方は、『3ヶ月に1回の積立サイクル』で取り組むことになります。
詳しくは””で解説しています。
翌月積立の設定期限が、『当月11日の3営業日前の16時まで』と少し早くなっているのでご注意ください。※3月積立したい場合、2月11日の3営業日前までに要設定
また、外貨クレカ積立利用分は、通常のクレカ積立と同様、基本還元やカード年間利用特典の集計は対象外となります。
積立におすすめの通貨
外貨クレカ積立の対象になる通貨が、米ドル / ユーロ / 英ポンド / スイスフラン / 豪ドル / ニュージーランドドルの6通貨です。
三井住友銀行では、インターネットでの買付時(預入時)の為替手数料は無料になります。
一方で、売却時の為替手数料は通貨によって異なり、以下のようになっています。
| クレカ積立 対象通貨 | 為替手数料 |
|---|---|
| 売却時 (インターネット) | |
| 米ドル (USD) | 50銭 |
| スイスフラン (CHF) | 45銭 |
| ユーロ (EUR) | 80銭 |
| 豪ドル (AUD) | 1円00銭 |
| NZドル (NZD) | 1円00銭 |
| 英ポンド (GBP) | 2円00銭 |
手数料が最も安価な通貨が『スイスフラン』の45銭、次いで『米ドル』の50銭になります。
5銭の差は約10円くらいの差しかないので、為替動向を把握しやすい米ドルを積み立てても良いと思います。
外貨積立時のポイント還元率
| カード種類 | ポイント還元率 (月間最大付与数) | |
|---|---|---|
| Olive | Olive以外 | |
| プラチナP プラチナ | 3.0% (3,000P) | 1.0% (1,000P) |
| 提携プラチナ | ー | 0.5% (500P) |
| ゴールド | 1.5% (1,500P) | 0.5% (500P) |
ノーマル![]() | 1.0% (1,000P) | 0.5% (500P) |
他の三井住友カードよりもOliveフレキシブルペイは、ノーマルで2倍の1.0%、ゴールドで3倍の1.5%、プラチナプリファードで3倍の3.0%のポイント還元率になります。
毎月最大10万円まで積立することができるため、ポイント付与数はノーマルで1,000P/月(12,000P/年)、ゴールドで1,500P/月(18,000P/年)、プラチナプリファードで3,000P/月(36,000P/年)になります。
ただし、為替変動によるコスト、売却時にかかる為替手数料によって、ポイント付与数以上のマイナスになる可能性がある点はご注意ください。
売却時の為替手数料を差し引くと、実質的なポイント還元率は米ドルの場合でマイナス0.3%程度になります。※為替によって変動
ポイント還元率以外の利用メリット

積立後の外貨の使い道は、日本円のリスクヘッジとして預金する目的以外にほとんどありません。
ただし、三井住友銀行の外貨普通預金金利は0.01%と円よりも低いため、金利目的での預金もおすすめしません。※公式サイト
強いてやるなら、米ドル限定ですが、外貨定期預金であれば1.0%〜3.0%の金利が付きます。
他行に外貨送金する方法もありますが、基本的に手数料とかなりの手間が発生するので、必要なければ売却するのが最も効率的だと思います。
唯一、ポイント付与以外で外貨積立をするメリットとして、対象店舗利用時のポイント還元率が最大+8.0%されるVポイントアッププログラムの条件を達成することができます。
| 条件・加算率 | 詳細条件・判定基準 |
|---|---|
| 外貨積立の利用 +1.0% | 当月中に1回1万円以上の 外貨積立引落があること |
| 外貨預金残高 +1.0% | 月末時点で外貨残高が 1万米ドル相当額以上あること ※1ドル150円 → 150万円相当 |
月1万円以上の積立をすることで+1.0%になります。
米ドルの場合、1万円分の米ドル売却時の為替手数料は約30円程度なので、3,000円以上対象店舗で利用する方は達成価値はあるかもしれません。※為替変動リスクは除外
ポイント目的の利用方法と注意点
積立当月と翌月はポイント付与対象外
外貨クレカ積立のポイント付与条件が、『積立実行月および翌月に積立通貨の外貨預金が円預金に出金・解約されていないこと』となっています。※公式サイト
つまり、積立した当月と翌月に売却(出金・解約)すると、ポイント付与条件を満たさず対象外になります。
例えば、1月26日に積立を行った場合、1月中(当月)と2月中(翌月)に売却すると、1月積立分はポイント付与の対象外になります。
3ヶ月に1回の積立サイクルの流れ
2ヶ月連続で売却不可になるため、ポイント目的で外貨クレカ積立を利用するには『3ヶ月に1回の積立サイクル』で利用する必要があります。
これにより、ノーマルは年間4,000P、ゴールドは年間6,500P、プラチナプリファードは年間12,000Pが付与されます。
具体的な流れが以下になります。
| タイミング | やること・状況 |
|---|---|
| 〜2月11日 3営業日前まで | 積立設定 |
| 〜3月11日 3営業日前まで | 積立解除 ※解除忘れに要注意 |
| 3月26日 | 積立実行 ※3月、4月は売却しないこと |
| 4月中 | 何もしない |
| 5月1日〜 | 3月積立分を売却 ➡︎ 3月積立分のポイント付与 |
| 〜5月11日 3営業日前まで | 積立設定 |
| 〜6月11日 3営業日前まで | 積立解除 ※解除忘れに要注意 |
| 6月26日 | 積立実行 ※6月、7月は売却しないこと |
| 7月中 | 何もしない |
| 8月1日〜 | 6月積立分を売却 ➡︎ 6月積立分のポイント付与 |
積立の解除をする手間が発生するので、忘れないようにしましょう。
2026年の各月の設定締切(11日の3営業日前)が以下になります。
| 積立月 | 設定締切日 (11日の3営業日前) |
|---|---|
| 3月 | 2月6日(金) 16時まで |
| 4月 | 3月6日(金) 16時まで |
| 5月 | 4月8日(水) 16時まで |
| 6月 | 5月1日(金) 16時まで |
| 7月 | 6月8日(月) 16時まで |
| 8月 | 7月8日(水) 16時まで |
| 9月 | 8月6日(木) 16時まで |
| 10月 | 9月8日(火) 16時まで |
| 11月 | 10月7日(水) 16時まで |
| 12月 | 11月6日(金) 16時まで |
| 翌年1月 | 12月8日(火) 16時まで |
5月がGWと重なるため、設定期限が通常よりも早めになっているのでご注意ください。
為替変動リスクと損する可能性
もう一つ注意するべきことが、『為替変動』の影響です。
積立時よりもレートが下がる(円高になる)とマイナスになります。
これが大きくなると、ポイント付与分を超えてコストになり損する可能性があるので、理解した上で取り組みましょう。
米ドルを例に、円高によってポイント付与分を相殺するときの為替変動値を以下に示します。※売却時の為替手数料50銭込み
| 還元率 | 米ドル購入時の為替レート | ||
|---|---|---|---|
| 150円 | 155円 | 160円 | |
| プラチナP 3.0% | 146.00円 (-4.00円) | 150.85円 (-4.15円) | 155.70円 (-4.30円) |
| ゴールド 1.5% | 148.25円 (-1.75円) | 153.17円 (-1.83円) | 158.10円 (-1.90円) |
| ノーマル 1.0% | 149.00円 (-1.00円) | 153.95円 (-1.05円) | 158.90円 (-1.10円) |
| その他 0.5% | 149.75円 (-0.25円) | 154.72円 (-0.28円) | 159.70円 (-0.30円) |
為替レートにもよりますが、1ドル150〜160円の場合だと、還元率3.0%で約-4.0円、還元率1.5%で約-1.8円、還元率1.0%で約-1.0円、還元率0.5%で約-0.25円の下落が発生すると、ポイント付与分以上の損失が発生します。
過去10年(2016年1月〜2025年12月)の月足の始値と終値の差から、1ヶ月間でのドル円が下落することで損失となる回数を調べた結果が以下になります。
| 下落幅 (還元率) | 損失発生回数 (全120ヶ月中) | 損する確率 |
|---|---|---|
| -4.00円以上 (3.0%) | 10回 | 8.3% |
| -1.80円以上 (1.5%) | 28回 | 23.3% |
| -1.00円以上 (1.0%) | 37回 | 30.8% |
| -0.25円以上 (0.5%) | 54回 | 45.0% |
過去10年で1ドル120円 → 150円前後に変化した円安傾向であったため、プラスになりやすい相場でした。
Oliveプラチナプリファードの還元率3.0%であれば、ポイント目的の外貨クレカ積立はやってもよいと思います。
しかし、他のカードでは割と損する可能性があるので、Vポイントアップ目的の毎月1万円積立程度に抑える方が良いかもしれません。
両建てによる為替変動リスクの回避
安価な為替手数料&売りポジションを保有可能な『FX』を利用することで、両建てによる為替変動リスクを回避することができます。
外貨クレカ積立をしたと同時に、FXで積立金額分の売りポジションを保有し、両建ての状態を作ります。
これにより、為替変動が生じても、お互いの損益で相殺することが可能です。※税務上の損益相殺はできません
FXのドル円の為替手数料は0.2銭前後と、三井住友銀行の売却時の為替手数料よりも250分の1とかなり安価になります。
10万円積立時に売りポジションで10万円保有する場合、買付時に約1.3円、売却時に約1.3円の合計約2.6円の為替手数料で済ませることができます。
レートが上がることでプラスになることは無くなりますが、ポイント付与以上の損失は発生しなくなります。
手間が増えるので、余力がある人にはおすすめです。
期間限定キャンペーン
外貨預金口座の開設 最大50,000P

2026年1月19日(月)~4月17日(金)の間、外貨預金口座開設・預入で最大50,000円相当のVポイントがもらえる外貨預金口座開設キャンペーンが実施されています。
ただし、こちらのキャンペーンはOliveアカウント保有者限定です。
| キャンペーン期間 | 2026年1月19日~4月17日 |
| 対象者 | Oliveアカウント保有者 & 2026年1月18日(日)時点で 外貨預金口座を持っていない |
| エントリー有無 | あり ※三井住友銀行アプリ内 |
| 特典・付与条件① | キャンペーン期間中に 外貨預金口座を開設 |
| 特典・付与条件② | 6月30日15時時点の 外貨預金残高 200米ドル相当額以上※ ➡︎ 3,000P 10,000米ドル相当額以上※ ➡︎ 50,000P |
| 特典付与日 | 26年7月末 |
三井住友銀行アプリでエントリーが必要なので忘れないようにしましょう。
外貨預金口座の保有有無は、アプリ内の「口座一覧」から確認することができます。
特典付与条件としては、『2026年6月30日15時時点の外貨預金残高が200米ドル(3万円程度)相当額以上ある』ことで3,000Pが付与されます。※預金残高は対象通貨の合算で判定
さらに、10,000米ドル(150万円程度)相当額以上あれば、+47,000Pの50,000Pが付与されます。
米ドル以外の対象通貨(ユーロ・英ポンド・豪ドル・ニュージーランドドル・スイスフラン)の場合、「当該通貨残高 × 当該通貨の当行の公表相場仲値(TTM) ÷ 米ドルの当行の公表相場仲値(TTM)」で米ドルに換算された金額で判定されます。
わかりやすく言い換えると、1度日本円に換算して、米ドルに換算するということです。
すなわち、各条件の米ドルは、ドル円のレートによって必要な日本円は変わってきます。
| ドル円レート | 200米ドル | 10,000米ドル |
|---|---|---|
| 150円 | 30,000円 | 1,500,000円 |
| 155円 | 31,000円 | 1,550,000円 |
| 160円 | 32,000円 | 1,600,000円 |
為替変動で残高が条件以下にならないように、少し多めに入れておきましょう。
必要なコストとおすすめの通貨
三井住友銀行は円からの預入手数料が無料なので、売却時に発生する売却時の為替手数料が発生します。
この手数料が安価な通貨が、スイスフラン(1通貨あたり手数料0.45円)と米ドル(1通貨あたり手数料0.5円)です。
これら2つの通貨で条件達成する時に発生する売却時の為替手数料が以下になります。
| 為替レート | 売却時の為替手数料 | |
|---|---|---|
| 200米ドル相当 | 10,000米ドル相当 | |
| スイスフラン ※200円の時 | 約70円 | 約3,500円 |
| 米ドル ※155円の時 | 100円 | 5,000円 |
条件の集計が米ドルで換算されるため、1通貨あたりの日本円が高い&手数料が安価な『スイスフラン』の方が必要コストを抑えることができます。
特典付与ポイントから手数料を差し引くと、スイスフランの場合は約46,000円前後のプラスになります。※為替変動を除く
為替変動を最小限にする達成手順
外貨預金残高の条件判定タイミングが『6月30日15時時点』なので、為替変動の影響を最小限にするには、判定時間の少し前で購入・買付をすることです。
具体的な流れが以下になります。
- 〜4/17外貨預金口座の開設&エントリー
- 6/3014:30〜55に対象通貨を必要数量購入・買付
※米ドル以外は少し多めに購入・買付すること
- 6/3015:00 条件判定
200米ドル相当:3,000P
1万米ドル相当:50,000P - 6/3015:05頃に売却・出金
※念の為、15時判定から少し時間を置くこと
外貨クレカ積立の実行 3,000P

2026年1月19日(月)~4月17日(金)の間、1回10,000円以上の外貨クレカ積立
を6回以上行うことで3,000円相当のVポイントがもらえる外貨クレカ積立キャンペーンが実施されています。
ただし、こちらのキャンペーンもOliveアカウント保有者限定です。
| キャンペーン期間 | 2026年1月19日~4月17日 |
| 積立判定期間 | 2026年3月26日~11月26日 ※3月〜11月積立分 |
| 対象者 | Oliveアカウント保有者 & 2026年1月18日(日)時点で 外貨自動積立サービス(口座振替)を 契約していない |
| エントリー有無 | あり ※三井住友銀行アプリ内 |
| 特典・付与条件① | 2026年3月〜11月積立分の内 1回1万円以上の積立を6回以上実行 |
| 特典・付与条件② | 11月26日(木)終了時点で 外貨自動積立サービス (クレジットカード決済)の契約がある ➡︎ 3,000P |
| 特典付与日 | 26年12月末 |
三井住友銀行アプリでエントリーが必要なので忘れないようにしましょう。
特典付与の1つ目の条件として、『2026年3月〜11月積立分の計9回の内、1回1万円以上の積立を6回以上実行』することが必要です。
2つ目の条件として、『11月26日(木)終了時点で外貨自動積立サービス(クレジットカード決済)の契約がある』と、3,000Pが付与されます。
積立実行のみが条件であるため、為替変動による損失を出したくない方は即売りしても問題ありません。
ただし、11月26日終了時点で外貨クレカ積立の契約があることが条件なので、その日に外貨クレカ積立の契約があるようにしなければなりません。
また、積立月の当月と翌月中に売却すると、クレカ積立分のポイントは付与対象外になります。
必要なコストとおすすめの通貨
”外貨預金口座の開設 最大50,000P”と同様に、おすすめの通貨がスイスフラン(1通貨あたり手数料0.45円)と米ドル(1通貨あたり手数料0.5円)です。
これら2つの通貨で条件達成する時に発生する売却時の為替手数料が以下になります。
| 為替レート | 売却時の為替手数料 | |
|---|---|---|
| 1万円積立分 | 6回積立分 | |
| スイスフラン ※195〜205円 | 約22〜23円 | 約132〜138円 |
| 米ドル ※150〜160円 | 約31〜33円 | 約188〜200円 |
手数料が安価な『スイスフラン』の方が必要コストを抑えることができます。
特典付与ポイントから手数料を差し引くと、約2,860円前後のプラスになります。



